現在、アレクサンダー・テクニーク教師仮免許でレッスン活動を行っています。正式免許取得の要件となっている１０回１セットのレッスン×５人の三人目が終了しました。受講して頂いたのは、東京ニューシティ管弦楽団トランペット奏者の後藤慎介さん。その体験レポートをご紹介します。
Q : １０回のレッスンを受けて、アレクサンダー・テクニークについて何を学びましたか？
良かった点：
「頭が動けるように」という、すべての土台、中心軸、大前提、原理原則を身をもって体験できた点。
難しかった点：
頭以外のどこかだけに意識がいくと(腕、股関節、など)、ついつい頭のことを忘れてしまう点。
Q: １０回のレッスンで学んだことを日常生活に活かせると思いますか？
トランペットの演奏にはもちろん、人付き合い、子育て、健康管理など、様々な分野において物事を見る視点の高さや角度を自由に変えれるようになることに活かせると思います。
Q: 教え方やレッスンの間の実習生の振る舞いをどのように感じましたか？
豊富な知識、豊かな想像力、生徒より何倍ものスピードで学び続けていることが頼もしく感じました。人の心の痛みがわかる、優しい先生です。
4その他、何でもコメントがあればお願いします。
この度は大変貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました。レッスンの最初の方では、自分では気付いていなかった様々なクセを指摘され、しかもなぜそのようなクセを身に付けたか思い当たるふしに気付かせてもらいました。
心と体がつながっているのは頭ではわかっているつもりでしたが、レッスンを受けて身を持って体感できたのは素晴らしい経験になりました。レッスンの後半では自分自身の内面を深く見つめ直すことの手助けをして頂きました。そして、たとえこの先、心と身体がこんがらがってしまったとしても、いつでも基本に戻って考え行動できる強力なツールを教えて頂きました。
またまだ知りたいこと、体感したいこと、考えたいことが山のようにあります。アレクサンダーテクニークは、ただ楽器が上達するという次元のものではなく、人々を怒りや恐れから遠ざけ、差別や戦争のない世界を作り上げれるものかもしれません。まずは自分が変わり、その背中を娘に見せたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
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