チューニングですでに硬く緊張してうまくいかない‥‥どうしたらいいの?

アマチュアホルン奏者の方からの質問です。

【質問】

本来ならばキチンとした金額を支払い教えて頂くのが当然と思いますが質問させて頂ければと思います。

私は数年前までホルンを吹いていましたがある症状の為に一度楽器から離れました。

その症状というのがソロ、あるいはチューニング等で1人で音を出すシチュエーションの時にあります。

楽器を構え息を入れる直前に首がガチガチに硬直し首が震えて音が出せなくなる、あるいは強引に出しても震えてしまい音にならない・・・というものです。

アガリとわかっているのですがこの瞬間に『見られている、聴かれている』という過剰な意識があり『変な出だしをしたら、変なピッチで音をだしたら下手と思われる』等が頭を巡り瞬間的にガチガチとなります。

これがユニゾン等で吹く時はあまりありません。

しかし最近になりやはり吹きたくなり一般の楽団で吹かせてもらうようになりました。

だいぶ時間が経っているので少しはいいかなと思いましたが練習の時や本番でもやはりなりまして・・・

意識過剰というのはわかります。

ホルンが好きでこれから先も人生の一つとして続けていきたいのですが悩んでます。

こういう場合どのように意識改革していけば宜しいのでしょうか?

近くにも相談できるプロの方もおらず先生に相談してみました。

勝手なご相談をお許し下さい。

【回答】

つまり

「自分の音に他者の注意が集中する」

という状況で硬く緊張し、明らかにうまくいかなくなる、ということですね。

パフォーマンスや見られることに伴い、ドキドキしたり発汗したりするような心身の変化があることは、正常かつ望ましい反応です。

状況に対して適切なエネルギーを身体が出してくれているわけですから。

ある意味、そのドキドキや発汗を使ってそのまま奏でれば、ひとりで練習しているときより力強かったり、スケールが大きかったり、繊細だったり、集中できていたりする演奏ができます。

なのに硬く緊張して異常に悪い結果になるということは、演奏するときに演奏でない何か別のこと(失敗しないようにする、目立たないようにする、迷惑をかけないようにする etc)をやり出している可能性が高いように思います。

自分の奏でているものに様々な印象を抱いたり評価を与えたりするのは、聴衆の仕事です。

演奏者の仕事は、演奏中はただただ演奏することにあります。聴衆の仕事をやり出してはならないのです。たとえミスや事故があっても、です。

あがり症を乗り越えるキーポイントのひとつは、たとえ他人にダメ出しされても、演奏中は自分は自分の奏でたもの奏でようとしているものに対して一切ケチをつけない、首を突っ込まない覚悟にあると思います。

参考になれば幸いです。

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