ダメ出しの代わりも練習が必要

先日、神奈川学園中高吹奏楽部にレッスンに伺いました。来月もう一度伺うのですが、今回の感想と、次回に向けた疑問質問を生徒さんたちが書いて下さったのを顧問の先生から頂きました。びっくりしたのは、感想も質問も、『モチベーション』に関するものがすごく多かったこと!

読んでいて、生徒たちがいかにデフォルト設定としてはやる気に満ち溢れているか、しかしそれが不幸にも自分たちの取り組み方ゆえに苦しくなったり、暗くなったり、やる気が枯渇するか、ということを感じました。

高校生になる頃には、自主的に自分で考えどんどん動いていける。でもそこまで育つあいだに、昨日対談したアドラー心理学カウンセラーの岩井先生の言葉を借りると、『ダメ出しの天才』になっていて、『ヨイ出し』のやり方が分からない。だから、自分たちの気がどんどん滅入るやり方をわざわざやってしまう。

部活をやっていていちばん困っているのが意外にも、演奏技術のことではなく、学生指揮の担当時のリードの仕方、パートのまとめ方、後輩を教えるときの言葉の選択や内容、合奏時のバンドの注意力の保ち方なんですね。

自主性を大事にしているバンドだからこそ行き当たっている悩み。次回はダメ出し自己否定方式に代わる、前進・成長と幸福が両立し支え合う考え方・やり方を伝えていければいいなと思います。

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ダメ出しの代わりも練習が必要」への1件のフィードバック

  1. 指導者が厳しくしているつもりでも、生徒がそこから恐怖や緊張や自己否定に陥っているならば、それは指導に問題があります。

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