Q&A:うまくいくとき、いかないときの区別

【質問】

先日も、質問したチューバ吹きです。

アレクサンダーテクニークというのは、「頭が動けるようにしてあげる」というのが最重要だと書いてあったのですが、その肝心の、頭はどこなんでしょうか?

頭をイメージする方法はありますか?(どこどこの上、など)

よろしくおねがいします。

【バジル】

このビデオが参考になるかと思います♪

【質問】

観てみてやってみたのですが、今日楽器を吹いてみたらあまりうまくいきませんでした。

何か他にありませんか?

何度もすみません。お願いします

【バジル】

ちょっと質問が丸投げすぎますね ^_^

【質問】

すみません。

もう一回質問します

「目の上、耳のたぶのところの骨より上にある、頭が動いて、体全体がついてくる」

ということで合っているでしょうか?

【バジル】

そうなんですが、イメージしている頭の場所が間違っているとか、そういうことはもはや無さそうですね。

むしろ、「頭が動いて、体全体がついてくる」感覚を、吹く前に感じようとしたりチェックしようとしているのかもしれません。

ほんとなら「頭が動いて、体全体がついてくる」感覚というのは、吹いてみたあとの音、響き、感触で判断できるものです。

【質問】

ということは、そんなにしっかり意識しなくてもよい、ということでしょうか?

関係あるかはわかりませんが、今日は頭を

「目や耳の上にある、頭の骨より上」と考えました。

【バジル】

うまくいかせようとして、あまり細かいことこだわると、緊張します。

また、身体を区切って考えるとやはり緊張しやすいです。

目や耳以下も頭に含めてみたらどうなるでしょう。

【質問】

目や耳以下も含めてマウスピースを吹いてみましたが、あまり変わりませんでした。

【バジル】

「うまくいったとき」と「うまくいかないとき」とで

・思っていること
・気持ち
・起きていること

のちがいは何ですか?

【質問】

うまくいったとき
・楽しい
・これからもずっとチューバをやっていこう

うまくいかなかったとき
・全然楽しくない
・辛い

という感じです。

【バジル】

その気持ちや考えの差をもたらすほど結果がちがったわけですが、ではその結果を生み出した気持ちや考えは何だったでしょう?

とくに、うまくいったときはどんな気持ちで何を考えていたでしょう?

【質問者】

うまくいったとき
・音楽って楽しいな(気持ち)
・体の色々な部分のはたらきをイメージ(考え)
骨盤底、下部腹筋をしっかり使う。など
・体全部に、もやもやしたものがない(感覚)

うまくいかなかったとき
・楽器が悪いんだろう、いや、楽器のせいにしてはいけない(気持ち)
・頭を正確に意識すればいいはずだ(考え)
・音が響かない、体全体、特に首のあたりがもやもやした感じがする(感覚)

【バジル】

そうそう、その「気持ち」と「考え」が、それぞれの感覚や結果につながったのです。

・音楽は楽しいんだということ、音楽を楽しむことを最優先にしよう(気持ち)
・骨盤底、下部腹筋をしっかり使う。など体の色々な部分のはたらきをイメージする(考え)

と考えて、やってみたらどうなるでしょう。

【質問者】

わかりました。

明日、実際にそう考えて吹いてみます。

あと、「身体全体が頭の動きについていく」とも考えてみます。

ありがとうございます!

– – – –

数日後

– – – –

【質問者】

こんにちは、バジル先生。

先日、質問したチューバ吹きです。

うまくいったときの考え、気持ちや「身体全体が頭についていく」と考えて吹いてみましたが、あまりうまくいきませんでした。

「身体全体が頭についていく」という考えも、やっていていい感じはあまりしません。

シンプルに「頭が動いて身体全体がついてくる」と考えた方がいいのでしょうか?

よろしくお願いします。

【バジル】

試して、比べてみてください。

【質問者】

やはり、シンプルに「頭が動いて身体全体がついてくる」とかんがえることにしました。

ちなみに、頭を意識するときに、あまり細かく意識しなくても大丈夫だなということがわかったので、今は
ただ単に「目の上、耳の上」とだけ考えています。

【バジル】

素晴らしい!そうやって自分で実験していくことで自分のものになっていきます。

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