大阪 2014年1月13日(月・祝)
東京 2014年3月8日(土)
に開催する「徹底自己肯定練習法 1Day セミナー」の準メモです。
【練習のサイクル】
自己肯定的(自然・うまくなる)な練習サイクル
【サイクルの「向き」を変える手立て】
上記のように見ていくと、音楽の演奏や練習が
建設的で成長に向かっていく「自己肯定的サイクル」
か
自己破壊的で不安と混乱に満ちどんどんしんどくなる「自己否定的サイクル」
の2方向のいずれかに回っていくとも捉えられます。
したがって、後者の「自己否定的サイクル」を
・認識し
・必要なときは止めて
・逆方向の「自己肯定的サイクル」方向へと自分の意志で動かしていく
ための
システマチックな方法を知って使っていければ良い ということになります。
それが「徹底自己肯定練習法」ということになります。このセミナーでは、これからも毎年続けてやっていくことになります。まだまだ発展・整備途上のシステムだからです。
今回はその初開催。現時点での最新の知見をなるべく実践的にお伝えし、その日から演奏や練習のなかの様々な場面で即座に「使える」形でお渡ししていきたいと考えています。
【練習をはじめるにあたって】
①アレクサンダー・テクニークで身体・思考・心をつなげる
変わる力は、「ひとつの自分」として動くときに得られる
アレクサンダー・テクニークを「やってみる」
②練習をする根本的なモチベーションに触れる
「きょう・いま・この瞬間」練習がしたいかどうか
練習をするという選択と、他のことをするという選択を平等にしてみる
音楽と自分の人生
③練習を始めるにあたってのプラン
完璧主義は怠惰でしかない
ミスや失敗の再定義(予備プラン作成)
「できるようにする」をやめて、「ただやる」
「絶対間違えよう」ゲーム
【練習の経過】
①うまくいったらどうするか
②ミス/失敗が起きたときにどうするか
③やめどきの判断
④「うまくなる」のは意志の力でなく、生物としての本能である
【音の聴き方】
①音色と響きの区別
②音色ではなく、響きを聴く
③自分の持って生まれた音色を歩む
【上達の不思議】
①たった三回でうまくなる
②いじくり回さないのに、変わっていく
③内在する音楽
【音楽と基礎練習/技術の関係】
その1
音階/アルペジオ/トリル/ロングトーン etc… =「技術」ではない!
??どういうこと??
・これらは、「音楽の構成要素」であり、「音楽の基礎」を訓練しているのである。
・その作業のなかで「いつのまにか」、「技術」が身に付いていく
・「技術」の練習は、発音や調音のメカニズムを考えながら音を奏でることである。
→ 楽器(もしくは歌のスタイル)ごとに、楽器(or発声)
の仕組みが異なるので、純粋な「技術」の練習は楽器ごとに異なる設計になるはずである。
*セミナーでは、ホルンという楽器の場合の「純粋基礎技術練習」はどのような導き出されるか解説する予定。要望があればセミナー中、楽器ごとのケーススタディをして楽器ごとの「純粋基礎技術練習」を設計してみる時間を取る。
まとめ:
身体的/運動能力的な意味での「基礎技術」と、音楽演奏のための「基礎練習」、そして音楽を演奏する「練習」を区別して認識しよう!
その2
その三つの順序立てを間違えると、辛くなる!
【思考の毒に効く、血清づくり】
①心配していること、不安に思っている事、怖がっていることを「一文に集約」し、根っこを知る
②「根っこの一文」=毒。それにベストフィットの「血清」を作る。
③なんだか不調なとき、様子がおかしいとき、妙にうまくいかないときやアンハッピーなときに血清を使うことを思い出す。
【自己否定とあがり症】
①選曲の動機
・これぐらいの曲は演奏できなきゃいけない→あがり症誘発要因
・自分に演奏できる曲は簡単過ぎてかっこわるい→あがり症誘発要因
②出来への期待
・完璧な演奏ができると信じてしまう→あがり症誘発要因
・自分なりの出来で演奏する練習をしない→あがり症誘発要因
③練習のやり方
・練習中からよぎる恐怖やネガティブな気持ちと向き合わない→あがり症誘発要因
・人前で演奏するということを「込み」にして演奏する練習をしない→あがり症誘発要因
*ここでも「血清」が役に立つ*
*感じる、向き合う、そのまま乗ってしまう*