【高校吹奏楽部時代を振り返る】

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高校吹奏楽部時代の顧問は、暴力的な言動をしがちで、金管に対して「ケツの穴しめて鳴らしまくれー!根性じゃー!外すなボケー!」という接し方で、まあ当然、金管セクションはガチガチになりミスはむしろ増えてた。自分は中でも過剰反応して力みまくって非常に悩んだ。

そこは負の側面なんだけれど、その裏返しで「力まないほうがうまくいく」「外してもいいからきれいな音や音楽で奏でようとしたほうがうまくいく」という現象に気付き、それに強く興味関心が向くことになった面がある。

高校2年ではボディマッピングとアレクサンダーテクニークについて小論文書いて入選した。2001年ですよ?アレクサンダーテクニークについて何かを書き表した高校生としてはたぶん日本初なんじゃないか(笑)そんな論文を、学校の先生たちもよく内容理解して評価してくれたなあ、不思議だ。

また、世界的な演奏家たちの演奏をテレビで見たり録音で聴いていると、ガチガチに体を力ませて、がなって、根性でどうにかしてる様子や音がしないし、そもそも美しくて感動する。部活の時間に浴びるどこか暴力的な罵声や雰囲気から身と心を守るための逃げ場として世界的な演奏家たちの演奏が自分のなかで存在感を持ったというところがある。

それを思うと、顧問の言動に対して、嫌だったなというのだけではない気持ちも感じる次第。部員みんなが苦しんだり悩んだりしたわけではないのだから、その状況で苦しみ悩み傷付いたのは、そういう自分だからという面がやはりある。

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