「肩関節の動き」ー 音楽専門AT養成コース 13.08.29 講義準備メモ

音楽専門アレクサンダーテクニーク教師養成コース BodyThinking コース 講義メモ 130829

テーマ【肩関節の動き】

前回は主に肩甲骨の動きを理解していった。今回は、肩関節の動きやそれを織りなす筋肉を知っていこう。

◎ どの動きを
◎ どこについている
◎ どの筋肉ができるか

を知る事で、将来レッスンをするときに、生徒さんの話からどのような身体の事を誤解して誤解に基づいて動かす事で生徒さんが損をしているか、推測できるようになる。そのうえで代替案を伝えてあげて的確に実験すれば、生徒さんはもっと自分の思っていたように自由に的確に動けるようになる。

【動き】

内旋してくれる
・肩甲下筋(肩甲骨前側〜上腕骨骨頭)
・大胸筋(胸郭固定時)
・広背筋
・三角筋前部繊維
・大円筋

外旋してくれる
・棘下筋(肩甲骨後ろ〜上腕骨骨頭)=肩関節において上腕を外&後ろ方向に持ってくる。
・小円筋(肩甲骨後ろ外側下部〜上腕骨骨頭)
・三角筋後部繊維

内転してくれる
・広背筋
・大胸筋
・大円筋

補助的に
・小円筋
・烏口腕筋(烏口突起〜上腕骨途中)
・上腕二頭筋の短頭(烏口突起〜橈骨)
・上腕三頭筋の長頭(肩甲骨〜尺骨)

外転してくれる
・棘上筋(肩甲骨上の面〜上腕骨骨頭)=力は相対的に弱いが、三角筋と一緒に働く。
・三角筋中部繊維/三角巾筋全体

補助的に
・棘下筋(肩甲骨後ろ〜上腕骨骨頭が補助的に)
・上腕二頭筋の長頭(烏口突起〜上腕骨頭経由〜橈骨)

屈曲してくれる
・烏口腕筋(烏口突起〜上腕骨途中)
・大胸筋
・三角筋前部繊維

補助的に
・上腕二頭筋
・棘下筋

伸展してくれる
・広背筋(背中〜ねじれて〜上腕骨上部前側)
・大円筋(肩甲骨後ろ外側下部〜上腕骨上部前側)=広背筋と同じ動き、ただし力はよっぽど小さい
・三角筋後部繊維

【ローテーターカフ】

深層の四種類の筋肉(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)

・これらの筋肉の腱が肩関節を包んでいるような状態。
・上腕を動かす機能
・靭帯は自ら動きはしないが、腱が「能動的な靭帯」的に働いているので関節自体の可動性を生んでくれる
・関節の安定化(脱臼などの予防)

骨や靭帯などの自ら動きはしないものから成る構造としては
・可動性非常に高い
・安定・固定性は低い→これらローテーターカフの筋肉たちが担う。

【Activity Lessons】

肩関節の解説は30分で終わらせ、残りは Activity.

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