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シラブルについて。
金管楽器の奏法としてのシラブル、これを
A
『息の流れを変える、決める動き・運動』
と考えることも、
B
『音に見合った口腔の形成』
と考えることもできるようですが、
自分としては現時点ではまだ
A・Bは同じものを指してる可能性も異なることを指してる可能性もあり
A・Bはどちらも正しい可能性もどちらかのほうが正しい可能性もありそう
と感じている段階です。
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でも、近頃、B寄りのイメージでシラブルを捉えていたひとにA寄りの考え方に組み替えてみてもらったら問題解決・改善に至ったケースが何例か生まれています。
もしかしたら、Bでは息の流れそのものを発生させ唇を振動させる『吐きアクション』が計算というか、イメージの構成要素から抜けることがありそれが息吐きアクションを停止または弱化させていたのが、Aだとそれが回復または強化されて振動が起きるから?という線でいまは考えています。
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この数日のなかで、異なるレッスンの文脈で、どちらのレッスンでもA系のイメージの採用により息の圧を溜めるような感覚の間を取っても取らなくてもどちらでも悪いことは起こらずに的確に必要な息の流れ・圧のようなものを生み出せるに至る場面がありました。アンブシュア、タンギングもうまく連動しました。
動的流体力学的なシラブルと、静的空間的なシラブルと。そういうちがいなのかもしれません。