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金管奏法の階層性を考えていて、テクニックの性質としては
第一層
テクニック
=振動生成(バズィング)
操作
=息が唇に向かうように吐く+息が来たときに唇が振動するような顔面の状態にする
第二層
テクニック
=音量・音高変化(クレッシェンド&デクレッシェンド・リップスラー)
操作
=音量が変わる息量の操作に対応してピッチが変わらないアパチュア操作、音高が変わる息の流れとアンブシュア操作
第三層
テクニック
=タンギング
操作
=第一層と第二層の振動を継続しながら舌先と口腔内部接触
第四層
テクニック
=フィンガリング、スライディング
操作
=管の長さの操作
第一層と第二層は、アンブシュアと息の両方が作用してこそ、第三、第四層は第一、第二層が成立しているからこそなので、
最初から最後まで金管は
『息+アンブシュア=唇の振動』
が柱なんだろうということになる。
なお第二層の息の流れの操作においては、シラブルで表現されるような舌の動きも、舌先による息の流れの堰き止め→開放を利用したもの(タンギング)も含まれる。
この公式を理解し使いこなすには!
金管レッスンプログラム
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