– – –
ついに始まった、
『アレクサンダーテクニーク基本プログラム』
と
『アレクサンダーテクニーク習得一年間コース』
のレッスン。
為末大さんへのアレクサンダーテクニーク説明
アレクサンダーテクニーク(以下、AT)とは何で、どう使うのかという説明から入るレッスンのやり方というのは数年ぶりか。
そういうところはちょっと変でとらえどころのない技法だし、普通は何か困っていることや伸ばしたいことがあってそれに効果があるかもと期待して興味を持つものだから、技法そのものを説明しレッスンするということはかなり控えてきた。ATそのものを知りたいやりたいとは滅多に言われないのも要因。
しかし、為末大さんにアレクサンダーテクニークとは何かを説明し、視聴者にも理解して頂く必要がある機会を頂いた頃から『ATそのものを教える』ことついて考えるようになったのがおそらくきっかけで、求める人がいるならやってみようと考え始めた。
それで、悩みや課題解決のためにレッスンを受けるという選択肢と、アレクサンダーテクニークを知る・学ぶという選択肢を明記して用意するだけで良いんだという単純明快な段取りを思いついたという、ただそれだけの話ではあるのだが上述のコースの枠組みを作った次第。
何人かお申し込み頂いて、そのレッスンが先週から始まり、ATの概要と用法の説明から入り実際にやってみて・演奏や歌唱に使ってみるところまでをレッスンすることが数回あった。
改めて、ATの使い勝手の良さや簡単さ、効果の面白さを目の当たりにして心晴れやかな気持ちになった☺
ATの特徴と用法をこう説明している。
– – –
①ATには『できた・できなかった』な無い。『やった・やらなかった』だけ。
↓
だから、できてないかもという心配は一切不要。できてないという状態が存在してないから。先生にチェックしてもらう必要も合格をもらう必要もない。やるのは、やり方知れば誰にでもすぐできる。あとはやりたいときにやればよい。
②やらなきゃいけないものでも、ずっとやるべきものでもない。やったら得なことが多いだけ!
↓
家のとなりにお釣り口に必ず五百円玉が入ってる自販機があるようなもん(笑)一手間かかるけど指突っ込めば五百円ゲット!その五百円が得と思えばやるし、面倒ならやらないし、忘れるときもあるよね。忘れたら損した〜という気持ちはあるかもしれないけど、自己否定する類のことじゃない(笑)教える側としては、もちろんどんどんやってほしいから、やると得だな・面白いなと感じられるようにするのは教える側の責任。
③AT使うときは、必ず何らかの行動とセット
↓
ATだけ単体でやると、向けなくていい意識を身体の感覚に向けて、ただ動かなくなるだけで、恩恵より害の方が出てくるかもしれない。歩く、立つ、ページめくる、考える、楽器吹くetc なんでもいいから何か『やること』につなげて使う。
④ATを使うとは、定義上実験であり、『使ったらどうなったか』までがワンサイクル。
↓
何かやることを決めて、いつも通りやってみるのとAT使ってやってみるのとを比較するのがミソ。やってみてどんな体験、感触、変化があったか。あるいは無かったか。その『使ってみた体験』が、またやってみたくなる。そうでもないなら、無理に使うのはおそらく有害。やるべきことではなく、やった方が得で、得したいときにやる。得とは、ただ面白いとか興味深いというのも含む。
⑤使ったのに無効果あるいは逆効果なら、それはできてないのではなく用法の問題。
↓
この用法を理解してうまく使いこなすのが、レッスンが数回は必要になる部分。知って使ってみるだけなら一回で十分。でも用法理解して使いこなすのがマジ面白い・・・つまり、何回かレッスン来よう(笑)
公開しているレッスン動画の99%は、『AT教師としての観察技術、知識、提案構成技術、レッスン技術を使って、特定の悩みや課題の改善解決のためにいらした受講者に資する』レッスンの様子。ATそのもののレッスンではない。ATそのもののレッスンも近いうちに録画して公開できるといいですね。
あと、その『すぐできる』と連呼しているアレクサンダーテクニークをやるというのやらは、どうやってやるの?というのはここでは一切書いていませんね。
・・・レッスンに来て下さい(笑)
・・・探せばブログにも書いてあります(笑)
アレクサンダーテクニーク基本プログラム
→https://basilkritzer.jp/archives/14060.html
アレクサンダーテクニーク習得一年間コース
→https://basilkritzer.jp/archives/13825.html