自己否定が高じると、
「あれが食べたい」
「ちょっと休みたい」
という純粋な欲求にはじまり、
「あんなことにチャレンジしてみたい」
「こんなことをやってみたいという」
意欲に至るまで、
次から次へ《自分による、自分のためのこと》を否定していきます。
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まだあれができていないから、
まだこのレベルに届いていないから、
やるべきことをやらなきゃいけないから、
自分はあそこもここもダメだから、
様々な理由を見つけて、なぎ払うようにして自分の欲求や意欲を押さえつけていきます。
そうしているうちに、疲れ、傷つき、力を失います。
弱り、パフォーマンスが落ちた自分は、
さらなる自己否定の絶好の根拠となります。
こうして、自己否定の輪が閉じていき、永久機関のようにグルグルと回り続けます。
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そこから一歩踏み出すには、
①そうやって自己否定を徹底していても、自分の為にも他者の為にもなっていないという事実をよく眺めること
②不完全で欠点だらけの自分を、事実をとして受け入れること
が必要なのだろうと思います。
Basil Kritzer