《吹奏楽部中学生・初心者向けお話シリーズ》
【Q1:楽器演奏で大切なことは?】
楽器を演奏することは、とっても楽しいことです!
ですから、練習も演奏会もコンクールも、まずは『たのしくて、おもしろい』時間であることが最もたいせつです。
それが、苦しい・つまらない・怖い時間になっているとしたら、練習のやり方や考え方のどこかがずれているということでしょう。
楽器演奏が楽しくなるコツがあります。
①じぶんは楽器演奏のどういうところが好きかを知りましょう
例:
・みんなと一緒に音を出すのが楽しい♥
・カッコいい曲を演奏するのが楽しい!
・楽器の見た目がカッコいい♪
・ひとに聴いてもらうのが嬉しい。
などなど。ひとそれぞれ、いろいろな「好きなところ」があるでしょう。
②好きなことをする工夫をしましょう。
例:
みんなと一緒に音を出すのが楽しい♥
↓
間違えないことや、周りに合わせることより、みんなを見渡して「あーみんなと一緒に楽器を奏でられて嬉しいな」と心の中で言ってみましょう。
カッコいい曲を演奏するのが楽しい!
↓
曲のいちばん好きなところを、いろんなふうに奏でてみましょう。もっと大きくしたり、静かにやってみたり。何かの物語のBGMのつもりでやってみたり。
楽器の見た目がカッコいい♪
↓
楽器をおいて、いろんな角度から眺めてみましょう。お気に入りの角度を写真に撮って、スマホの待受にするのもアリ!インターネットでいろんな楽器の写真を探して見てみましょう。
ひとに聴いてもらうのが嬉しい。
↓
お友達と聴かせ合いっこしましょう!そういう相手がいなければ、こっそりと、視界にいる誰かのために演奏するつもりで音を出してみましょう。好きなペット
やキャラクター、タレントのために演奏するつもりもオススメです。
③じぶんに優しくしよう。
楽器演奏は簡単ではありません。なかなか思い通りに演奏できるようにならないことも多いでしょう。でも、うまくできないことを心の中で悪く言わないでください。
どんな音を出しても、どんな演奏をしても、「やってみた自分、エラい!」と自分で自分を褒めてあげてください。
そして、好きなことや興味のあることをどんどんやってみましょう。
Basil Kritzer