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4泊5日の北海道道東レッスン巡り、無事に終了しました。
その簡単な紀行文です♪
【初日】
釧路市立鳥取中学校吹奏楽部でレッスン。
スタッカートで響きを止める吹き方の傾向が強かったので、
①ノーターギングで息により唇やリードを振動させて音を生成
↓
②その音をふくらませて響きを知る・聴く・感じる
↓
③響きを保つことを優先してそっとタンギング
↓
④その感覚でスタッカート
という処方をしてみたところ、みんな器用にもすぐできて、結果バンドの音がすぐにパッと変化しみんなも実感。
そのスタートからあとはスルスルとアクセントやスラーなどにも応用が進みました。
・・・いまどきの中学生はホントに上手だなあ。
【二日目】
釧路で、
・景雲中学校
・釧路北中学校・富原中学校合同
・釧路シンフォニックバンド・釧路町吹奏楽団合同
というレッスン行脚でした。
・・・実は私、音を色で連想したり感じたりする面があるのですが、余談からその話をすると中学生たちから、「自分も!」との声が結構ありました。
お昼に行った竹老園のおそば美味しゅうございました。
・・・レッスン内容は・・・なんだか集中し過ぎてイマイチ思い出せない!(笑)
たくさんの方に出会えて良かった。
あ、ここで思い出した。基礎合奏をいかに目的に合わせて設計・運用するか、でした。
【三日目】
釧路は最終日。
朝は江南高校で金管楽器のメンバーとレッスンでした。
自然倍音の仕組みを知ると、楽器を吹いててなんとなく感じてたことの謎が色々解けてきます。
スラーのフレーズの中には『倍音またぎ』が隠れていて、またぎポイントは金管楽器の大基本である倍音移動を実行してるんですねー。
しかも偶数倍音同士・奇数倍音同士はスルっとグリッサンド気味につながるのに対し、偶数奇数を結ぶとちょっとパキッと、もしくはちょっと引っ掛かる吹奏感になる。
それを知ると、途端に色んなフレーズがスルリと吹けてしっくり来る場面なども有り。
なかなか楽しい2時間でした!
そのあと帯広へ移動。
車窓から見える風景は快晴にも恵まれ、美しいです。
午後から帯広入り。一般開放のセミナー。
『なぜ楽器を演奏しているのか?』
毎日の練習の一節一節、1音1音をその根源的理由から導き出して、つなげて奏でてみませんか。
原理原則として、そういうアプローチをもっと多くの方にぜひ知ってほしいなと思いました。
【四日目】
北見。
だだっ広い盆地、独特の趣。港町の釧路や、十勝っ晴れの帯広と異なる雰囲気。
朝から夜まで
・北見商業高校吹奏楽部と北見藤高校吹奏楽部の合同レッスン
・北見市立光西中学校吹奏楽部レッスン
・北見吹奏楽団レッスン
と三つのレッスンでした。
北見商業の一年生ホルンがとっても上手で嫉妬ヽ(`Д´)ノプンプン
いいなあー羨望マックス
光西中学校の三年生ホルンも上手。
北見はホルンレベル高し!?
本番の緊張は飲み会挨拶やり切り理論を中学生に説いたところなぜか大好評でした。
パーカッションも含めてたくさんの楽器、たくさんの悩みについて30人ほどの方にレッスンできて、ほんとに良かったです!
【最終日】
網走で個人レッスンと、網走第一中学校吹奏楽部レッスン。
第一中学校の生徒たちとは4ヶ月ぶりなのではじめからみんな打ち解けていて、笑いもたくさん。
ほんとに幸せなラストレッスンとなりました。
日本の様々なところで、様々な世代のひとが、それぞれの人生の流れの中で音楽を愛し生きている。
音楽を愛する人たちと、年々こうして出会い繋がっていきたいです。
…女満別空港のスープカレー、めちゃ旨い。それにしても、4泊5日の間ずっと毎食美味しかった。北海道ヤミツキ不可避。
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今回は5年間で11度目となる北海道でのレッスンでした。
たくさんの方とお会いできていて、幸運という他ありません。
今後は、2月から6月にかけて、旭川・網走・湧別・釧路・北見といった土地々々から、またきて欲しいとのリクエストも頂いており日程調整を含めて実現を模索しています。
様々な場所・学校・団体をめぐることができると、ご負担頂く経費が安くなります。
ですのでぜひ、「ウチにも来て!」要望があればご遠慮なくメールやメッセージを頂けると嬉しいです。
ask@basil-k.com
Basil Kritzer