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【運指について】
最近続いた事例で、『指が回らないという悩み(木管)・比較的初心者』のケース。
運指という言葉がそう想起させるのか、どうも「指を覚えよう」として肉体感覚にフォーカスしていた。
必要なのは「任意の音に対応したキーを覚えることでは?」としてみると、
すぐに運指がスムーズに。
肉体感覚よりキーの組合わせという記号的なものの方が覚えやすい・考えやすいということだろうか。
もしくは、音を出す・変えるのはキーの操作であるから音符に対応するのはキーの組合わせであり、キー操作の肉体感覚は読譜のフェーズでフォーカスするのはちがう、というようなことだろうか。
論理学の先生に監修してもらってこういう抽象的な話とその実践指南で満たした本をいつか書けるようになりたい。
Basil Kritzer