– – –
きょうレッスンにいらしたホルン演奏愛好家の方。
『大音量だと思うような感じで音を鳴らせず、バテぎみ』
ということを改善したいとのこと。
シベリウスの交響曲第2番を題材に演奏して下さったのを見ると、ほとんど問題ないのだが、
敢えて言えば『アンブシュアのコントロールが受け身』か?
そこで、このエクササイズをやってみることにした。
『唇と息の助け合い〜ダブルパラメーター・エクササイズ〜』https://basilkritzer.jp/archives/1468.html
・inF五線内の実音Ebと、
・曲中の実音ハイHで、
このエクササイズをしたら、
音程を保ちつつ音量を変える手応えを感じられた模様。
そこで曲に戻ると、客観的には
・音の質(響き、飛び)
・音程
が明らかに向上。音量感も増えた。
本人はすごく手応えがあったようで
『曲を吹きながら「何をしたらいいか」がすごくはっきり分かる感じがします!』
と晴れ晴れとした表情で仰ったのが印象的だった。
こうやって、
・手順を後で覚えておけるようにはっきり、わかりやすく言語化し
・やってみるとどうなるだろう?という好奇心をベースにした実験を設定し、
・その結果から手応えや改善を得る。
それが教えるということと、練習するということが同じになる流れかもしれないと感じる。
探究しよう。
Basil