わたしの恩師、ジェレミー・チャンス先生
その言葉は知恵と発見がいっぱいあります。
例えば最近のお気に入りは
「意図と自分が矛盾を起こした時に気づきは起る。
最近これを授業で探求した。
今起きていることを知る為に気づきがあると長年思っていた。
だがそのプロセスは意図が明確でない時に起る。
自分の意図が明らかなれば、意図から外れた事を気づきが教えてくれる。
行き先がなければ迷ってるいことすら判らない。」
というもの。
「気付く」とか「感じる」のは、向こうからやってくるもの。
楽器の演奏に置き換えると、たとえば「アンブシュアを安定させる」という意図があるとして、
よく私たちがやっちゃうのは「アンブシュアが不安定になってないか」とチェックしようとします。
これではダメなのです!
大事なのは、「アンブシュアを安定させよう」という意図を持つこと。
それが明確だと、
アンブシュアが安定しているか不安定かどうかは自動的に気付くのです。
結果的に、気付くことがなければ、それはつまり「アンブシュアに問題はなかった」ということなのです。
問題がないのに、わざわざ「不安定」かどうかを探りにいかないようにしましょう!