Twitterで、
「吹奏楽指導者が「背筋を伸ばしてベルアップ」と指示する事のメリットデメリットを教えてください」
という質問を頂きました。
それに関して、なつべく簡潔に答えてみました。
↓
背スジを伸ばせは、わたしはかなり弊害が多い指導だと考えています。詳しくはこちら『背スジを伸ばしなさいは禁句』
ベルアップの方法もよく考える必要があります。
ポイントその1「肩甲骨を後ろに引っ張らず、腕は前方向へ上げていく」
ポイントその2「首や頭は後ろに倒さず、肋骨の下の方のあたりの背中から腰がほんの少し反るようにすると、顔がラクに上を向く」
*ポイントその2の補足* ホルンだけは、楽器を挙げて角度を変えるだけでベルアップな印象になります。つまり、背中や腰を一切反らずにできちゃう。
肩甲骨を後ろに引かず腕を前に上げる事でうまく楽器があがり、上がった楽器に併せるために胴体を先ほど書いたように少しだけ反る。
これを「背スジを伸ばす」と言ってしまうのは、語弊や弊害が多いのでは、というのがわたしの(余計なお世話かもしれない)危惧です。