楽器の練習をするときに、どういったことに気付きがあるでしょうか?
きっと音が望み通りだったかそうでないかは、ほぼ全ての人が「楽器を演奏しているとき」には気が付いているでしょう。
では一体、音を出しているのは何でしょう?
「自分自身」ですよね。
みなさん、楽器を演奏しているときに、どれくらい「自分自身」に気が付いていますか?
「自分自身」は、
「音を出す」
「音をイメージする」
「楽器を持つ・動かす」
etc..
これらを全てやっています。
音をイメージしているとき、自分は何をしているでしょう?何をどのように考えているでしょう?
息を吐くとき、それをどのように考え、どのようにやっているでしょう?
楽器を持ち上げるとき、頭や首はどのように動いているでしょう?胴体は?腕は?脚は?
練習を始めるとき、自分自身はどういう気分で、何をどのように考え、どのような体の状態でスタートしていますか?
練習後は、自分自身はどんな感じがしますか?何か身体に変化はありますか?
本番前、自分はどのように動いていますか?楽でしょうか、身体がこわばってるでしょうか?何を考えたときにこわばってるでしょうか?
これ全部、「自分自身」です。
どうやって、「自分自身」に気付くことができるか?
簡単です。
音を聴いて音に関して気付けるように、自分自身を見て聴いて感じれば良いのです。
ただ「自分自身」に注意を向けるだけで良いのです。
変化のための初めのステップとして、気付く事・認識することはとても有効です。
楽器を練習するとき、音とともに、音を考えそして音を創っている「自分自身」を観察してみましょう。楽器自体にこだわる以上に、大きな発見があるかもしれません。