怠惰とプレッシャーについての再考

健康的で自然な奏法を発見していく鍵はやはり、練習の際にいかに『自分への心理的プレッシャーを減らし、ゼロに近付けるか』であると思う。

プレッシャーは状況や環境、他人から受けるもので十分。自分から自分へのプレッシャーはゼロ近いほど心身はその本来の働きを現す。そのときに『自分に合う自然でラクな奏法』が現れる。

そうして身につく自然な奏法は、状況・環境・他人から受けるプレッシャーが強くても、自分から自分へのプレッシャーが無いからこそ、ちゃんと機能する。

自分から自分へのプレッシャーが役立つのは『怠惰』なひと。しかし、楽器を愛し真剣に取り組み悩むひとが『怠惰』であるのは稀。

『怠惰』に打ち克つためのプレッシャー、という考え方には、構造的に無理がないだろうか。『怠惰』を上回る『望み』や『興味』『好奇心』『探究心』があればよいはずだ 。これらは、自分から自分へのプレッシャーが少ないほど自然に姿を現すものだ。

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