来年1月14日(祝・月)に『音大生・音高生のためのアレクサンダー・テクニーク特別セミナー』を開催することになりました。
・もっとうまくならなきゃいけないのに、毎日練習しているのに、全然進歩しない
・身体が痛くて、練習がツライ
・同級生や先輩がいると、あがってしまって演奏がままならない
・奏法や取り組み方自体が、間違っていないかと不安で練習に集中できない
こういった悩みや不安が、音楽の道を志す音大生・音楽専門学校生・音楽高校生を常日頃から繰り返し襲っているのを、私はよく知っています。私自身が、散々そういったことに苦しんだからです。
専門の道に入ると、先生や先輩といった周りの人たちは、「できて当たり前」という前提でいます。音大や音楽高校で教えてくれる先生たちは、「できた」「成功した」ひとたちです。
だから、「できない」「うまくいかない」というところで苦しんでいたり、環境が求めるレベルの前段階で何故かつまづいてしまう私たちの苦しさや悩みはなかなか分かってもらいづらいところがあります。
音大や音楽高校では、「できない=練習してない/怠けている」という考え方がどうしても「当たり前」になってしまいがちです。しかし、もちろんそんなことはない。練習しているのに、頑張っているのに、うまくいかなかったり、体力が持たなかったりするのです。
アレクサンダー・テクニークを自分で本格的に取り入れるようになり、その後教える立場になり、プロアマ・年齢・性別問わずたくさんの音楽家とレッスンをするようになって私が確信したことがあります。
それは
「全員、やりたいことをやれる『能力』がある」
ということです。
才能が欠如しているひとなんて、一人もいません。
「センス」なんていう言葉がありますね。「センスがない」と言われてしまうと、何となく「努力しても無駄」的な死刑宣告のような怖さがあります。しかし、「センス」なんてもの。これも実在しません。
「できない」ことが努力不足や性格・人格の問題かのようにけなされることもあるでしょう。しかし、これも決して「あなたがおかしい」とか「あなたが欠陥品」ということではないのです。
人間は全員、素晴らしい演奏ができるようになる「潜在的な可能性」を100%備えています。
その潜在能力がうまく引き出されないのは、「これで正しいはず」と完全に信じ込んでいたことや、やっている自覚もなくやっていたことが「ブロック」となってしまっているからなのです。
アレクサンダー・テクニークは、そのブロックを外す「ツール」です。
そのツールを使って、あなたが奏でたい音楽や伝えたいメッセージを現実の音に託せるようになっていきましょう。
私は大学時代、音楽で言いたい事ややりたい事がたくさんありました。しかし、それが「できなくて」すごく苦しい思いをしました。八方塞がりのなか、「やりたいと思ったことが『やれる』ようになるには、どうしたらいいのか」をひたすら模索し、アレクサンダー・テクニークに辿り着きました。
いま、私の望みは、音楽で「言いたい事」「やりたい事」をたくさん持ってる若い音大生や音楽高校生のみなさんが、それを現実の音で奏でられるようになることのお手伝いです。
はやく「ブロック」を見つけてそれを少しづつ解消していき、自信と希望を取り戻して欲しいと強く願っています。なぜなら、みなさんには必ず「能力」と「それを使ってやるべきこと」があるからです。私はそこに微塵の疑いもありません。
2013年1月14日(月・祝)、アレクサンダー・テクニークという「ツール」を、ぜひ発見しに来て下さい。お待ちしております。
【自信と希望を取り戻そう。音大生・音高生のためのアレクサンダー・テクニーク特別セミナー】
日程:2013年1月14日(月・祝)
時間:18:00~20:30
場所:東京目黒 BodyChance スタジオ
地図:こちらをご覧ください
参加費:¥5,000(当日会場にて支払い)
定員:20名(のこり2名)
参加資格:音楽(芸術)大学・音楽専門学校・音大等進学希望者・音楽高校在学者・またはそれぞれ卒業2年以内の方。
*講座後、20:30よりアレクサンダーテクニーク教師養成プロコースの説明会も開催します。こちらは無料でご参加頂けます。
申込は下記必要事項をご記入のうえ、basilblog@bodychance.jp までメールでお願いします。
お名前:
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学年:
楽器・スタイル:
プロコース説明会の参加有無:
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