【練習することにおける技術的エクササイズ】

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新訳:Singing on the Wind です。前回はこちら

【練習することにおける技術的エクササイズ】

一日の練習のかなりの部分が、ルーティーン化させてあるエクササイズで構成されるべきです。それらはウォームアップで使うエクササイズを発展させたものであるのが良いでしょう。

それらは、奏者の基礎的な演奏技術を維持し、かつ発達させていくことに奉仕するものであるべきで、日常の演奏の最も重要な要素にアプローチするものであるべきです。

正確性エクササイズの発展版〜

このエクササイズを、半音づつ上げながらやっていきましょう。移調する度に、上手に正しく演奏できるよう、十分な時間をかけましょう。移調する前には休憩を取りましょう。

〜高音域のエクササイズ〜

このエクササイズを、やはりこれも半音づつ上げながらやっていきましょう。この譜面は、一息で演奏しましょう。息を吸うのも休むのも、できるだけ移調と移調の間のみに行うよう取り組んでみましょう。

〜柔軟性のエクササイズ〜

各段のエクササイズを一息で演奏できるようなテンポで奏でます。できるかぎり十分に響いたオープンな音で奏でましょう。音が流れていくようにしましょう。

スラーや準レガートのようなアーティキュレーションからスタッカートまでいろいろアーティキュレーションを変化させてやってOKです。

テンポもゆっくりなものから速いテンポまでやってよいですが、このエクササイズに取り組むときはどの調でも同じテンポでやりましょう。

〜オープンなサウンドのためのエクササイズ〜

このエクササイズも、半音づつ上に移調しながら進めていきましょう。移調する度に、上手に正しく演奏できるよう、十分な時間をかけましょう。

どの音階も、一息で演奏するようにしてください。アクセントの付いた音は能動的でアクティブな感じで、アクセントの付いていない音は受動的な感じで奏でます。具体的に言えば、アクセントの付いた音はできるだけ大きく強く、開放的に吹いて、アクセントの付いていない音のところではリラックスして吹くのです。

〜音階とアルペジオ〜

・フォルテ
・ピアノ
・大音量
・静かな音
・速く
・ゆっくり
・長調
・短調

あらゆるパターンを演奏しましょう。

例:

これに続けて、下記のようなアーティキュレションやその組み合わせもどんどんやりましょう。

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続く
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