先を急がないこと

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いま、体調を崩しております。そんな中でこそ、感じることや気づくことがあるものですね。
以下は、その個人的なつぶやきです。
今週いっぱい休養して、月曜の国立音楽大学での授業ではスッキリ復帰したいと思います!
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体調崩して、仕事も在宅でできることを少しやるだけで、ホルンの練習はお休み中。

すると、普段の練習の「動機」の中にすこーし自己否定的なものが混じってそれで身体を硬くして演奏も上達も少しブレーキをかけているのがなんとなく分かるなあ。

向上心と自己否定の紙一重加減はとっても繊細。

体調的に「吹けない」時間が少し続くと、毎日練習に取り組めているときより、音の美しさと、自分が音楽に触れていたい気持ちとかをふと感じる瞬間がふえる。

そうするとシンプルな音階でも実に美しく味わいぶかく感じて、練習で先を急がない感覚を思い出す。

能力を伸ばそう、拡げようというのは楽しいしやる気になる。

でも、それがいつの間にか「きょう、きのうより絶対先に進まなきゃ…」という圧迫になっていて、すこーし硬さを生んでいて、よーく観察するとその硬さは上達に対してはブレーキになっている。

「きょうの自分はきょうの自分でいい」

そんな受け入れる感覚というか、等身大の感覚が、いちばん上達を鮮明に気づかせてくれて、次の日へのより純粋な向上心を養ってくれる。

等身大・向上心・自己否定のせめぎ合いに対する気づきの繊細さは、ぼくにとってはとても大切だなあ。

Basil Kritzer

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先を急がないこと」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    以前こちらでご相談させていただきました、ゆうです。
    その節はお忙しいところ、ありがとうございました。

    あれから他の楽団に見学に行ったり、周りのいろんな人に相談したのですが、結局、同じ楽団に留まることにしました。

    いつもとは違う環境で吹いて、自分が今までいたところを客観的に見られたことと、
    その苦手な人以外の団員たちや先生が、相談に乗ってくれて、まだやれるかなという気持ちになれたからです。

    アレクサンダーのレッスンにも二回行きました(^^)

    不思議なことに、そういうことを積み重ねていくことで、ちょっとずつ苦手な人に対するイライラが減ってきたような気がします。
    まあ、今でも吹きにくいときは吹きにくいのですが(^^;)、前ほど強烈には怒りの感情はわかなくなったかと思います。

    この調子で、もっと自由に演奏できればな、と思っています。

    前の書き込みが自分でも相当暗いなと思っていたので(^^;)、いつか現状をまたご報告できればなと思っておりました。
    色々書いてしまってご迷惑をおかけしました。先日演奏会もありましたが、今はこのような調子で落ち着いています。
    ありがとうございました。

    • ゆうさん

      楽団にとどまることを、あらためて選ぶことができてよかったですね!
      調子もよさそうで、なによりです。

      これからも楽しい音楽生活が続きますように♪

      Basil

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