高校生ホルン奏者の A さんより Facebook 上で質問を頂きました。(わたしのFacebook はこちら。友達リクエスト大歓迎!)
【質問】
よく、吹奏楽部では腹筋や背筋をさせますよね?
しかしながら、実際に、楽器を演奏するときに、それらの筋肉をどう使うのか、
というのは多くの人が疑問に思っていると思うのですが、
腹筋、背筋は演奏上、大事な筋肉なのでしょうか?
【回答】
こんにちは。
吹奏楽部でやるような腹筋背筋鍛錬は実際のところ、いまでは危険と認識されているような古いやり方が多いですね、残念ながら。腹筋背筋鍛錬効果もあまりありません。
やるならもっと新しい専門的なスポーツトレーニングで取り入れられている体幹トレーニングの方が良いでしょう。
腹筋背筋はもちろん演奏に使われていますが、「だから鍛えよう」という発想はズレていると言えます。
直接演奏に関わるのは腹筋ですが、いわゆる腹筋トレーニングで得られる強さは別に演奏にプラスになるとは思えません。
楽器がうまくなるために身体トレーニングしよう、というのはちょっとちがうかと思います。
どちらかというと、心身の健康とフィットネスを大事にし、そのために運動をする。
それが心身両面で演奏活動をやりやすくさせてくれる。
そんな感じだと思います。
【質問者からお返事】
こんにちは!丁寧にありがとうございます。
そうなんですね。わたしも、意味がないように感じていましたが、
多くの部活で取り上げられているので、必要な物だと思っていました。
【回答】
たぶん、せっかくなら楽器を吹く方が時間の使い方としては意味があると思います。
【質問者から次のご質問】
たしかに……。
それもそうですよね!
それから、私の友人からの質問なんですが、
アーノルド・ジェイコブスは片方の肺だけで5000ccの肺活量をもっていたみたいですが、彼が両肺残っていれば10000ccの肺活量ですよね。平均的な私たちの数値のおよそ倍です。どうすれば、そんなになりますか?
【回答】
大人になれば、片方2000か3000くらいあります。そしたら両方でジェイコブス氏と同じくらい。ということは、ジェイコブス氏はが使えた肺活量は普通だったんです。
つまり、肺活量がそんなにめちゃくちゃ要るわけではない。
そもそも男女でかなり肺活量差がありますが、男女で演奏能力に差はありません。
つまり、別に肺活量を鍛えなくてもよい。
普通に運動する習慣があれば、健康な肺活量を維持できます
【質問者からのお返事】
なるほど。
しっかり伝えておきます!!