優れた手段としての、骨盤底と胴体

先日、恒例の出勤前ホルン練習であらためて、

『管楽器演奏の主たる力仕事である息の圧力生成』の手段として、

いかに

『骨盤底&胴体の諸筋肉』

が優越的に適していて有能かを実感しました。

骨盤底に関しては、これまでもブログに何度か登場しています。

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ホルンの、ハイFから上の最高音域を演奏する際にもちろん強い圧力が必要なんだけど、どーしてもいつの間にか、首や肩や腕でそれを作り出そうとしちゃっていました。

そのことに、アメリカの恩師(アレクサンダーテクニーク)に先日受けたスカイプレッスンで気付かせてもらえました。

それから数日、力を入れたいときは、『骨盤底や胴体にこれやってもらうぞ!』と意識することを心がけていると、やはり唇が随分ラクで、疲れや痛みがすごい減りました。

首、腕、肩はいくら頑張っても息の圧力生成の仕事には不向きだからうまくいかないんですね‥‥ やっちゃダメってわけでなく、やりたいことの助けにあまりならないから、もっと強くて適したものに仕事を担当させるってことです。

骨盤底については、節目節目で自分も何周か理解を深め直しているようです。思い出すとその効果から間接的に実感が鮮明になります。

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優れた手段としての、骨盤底と胴体」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    いつもメルマガを大変興味深く見させていただいています。

    「骨盤低筋群」を感じる、意図するということですが、私もその大事さにやっと気付くことが出来ました。

    杉山 正著 「タング・ビルド」
    呼吸の練習方法のところに、
    会陰部を呼吸に合わせて上げ下げする。という箇所があります。
    でも、単純な音だけなら出来ても、曲になるとそこまで意識がまわらず、またその必要性がよくわからずにいました。

    アレクサンダー・テクニークを知って、このことが「骨盤低筋群」を使うということなんだとわかりました。
    実際には、使っている実感はわからない、意識してみるだけでよいとのことですが、会陰部を意識して上げ下げするのは違うのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
    感覚としては、骨盤低筋群はいると思いつつ、実際は恥骨部と腰周りが一緒に動いている感覚です。
    ハイトーンもこの辺りを意識すると、より鳴りやすいので、方向性としては合っていますでしょうか?

    よろしかったら、お返事お待ちしております。

    • 今岡さま

      杉山さんがそういう記述をされているのですね!
      おそらく骨盤底の話を根本的には同じだと思います。

      わたしの場合は、骨盤底が機能している実感は、

      (そうでないときに比べて)
      ・首周り(表面)の筋肉をあまり使わなくても、高い音や大きい音が吹ける。
      ・アンブシュアがあたかも受動的に働いてくれていて自動操縦されてくれているかのように感じる。
      ・舌も柔軟に動かしやすい
      ・息が簡単に太く、速く吐けるように感じる
      ・唇へのプレスが少なくて済む

      といった手応えがあります。

      骨盤底自体の感覚ではないですし、体の感覚自体は実は減るのですが(体はうまく働くとフィードバックとしての感覚は少ないらしいです)、こういった変化と手応えから明らかにちがいを感じることができます。

      ですので、今岡さんも、ハイトーンにおいて効果があるという時点で、方向性が合っていると判断してよいのではないでしょうか?

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