バテ軽減の策

音程や音の共鳴とも直に関わる事柄(結局、ものごとは全てつながり合って成り立っているのだとは思いますが)ですが、発音した直後から、使う息の量を増やし続けるようにすると、唇のバテ軽減につながります。

空気がアパチュアを通る量が増えていくということは、出口も広がる必要があります。

出口を広げる=唇を少しリラックスさせる 

ということです。

例えば高音の伸ばしなどに難しさを感じている場合、これがすごく役に立つ場合があります。

息に仕事を任せた方が、効率がいいみたいです。

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バテ軽減の策」への1件のフィードバック

  1. 耐久力ー「望ましいやり方」の持続

    ホルンや金管って、吹いててバテますよね。 バテ対策に関しては、ひとつはこまめにマウスピースを離し、唇をリラックスさせ、血流を促してあげることがありますし、息にもっと仕事をさせるという点も挙げられます(参考:http://basil-horn.blog.so-net.ne.jp/2009-04-10) ですが、可能性としてもうひとつ考えられることがあります。 使う筋肉の種類です。 筋肉には速筋(白身。瞬発的で大きな力を出せる筋肉)と遅筋(赤身。持続的に活動し、有酸素運動に対応する筋肉)があります。 たとえば、ただ立っているときや寝ているときも、脊柱起立筋や深層にある「存在するための筋肉」は働いています。これが遅筋で構成される割合が高いのです。一方で、表層にある大きな白身の速筋は休んでいます。 マグロが例えば遅筋を持つ割合が高いのですが、実際赤身ですよね。 マグロは、高スピードで眠らず何百キロも泳ぎ続けます。 これが発達した遅筋の能力です。 人間の場合も、速筋と遅筋を持っていますし、すべての筋肉群で速筋繊維と遅筋繊維が様々な割合で含まれています。 肝心なのはここからです。 やり方によって、速筋と遅筋の使われ方の割合が変化します。 恐怖反応や即座に動く必要があるときは、より速筋が使われます。 安定し、落ち着いた行動が必要のときは、より遅筋が使われます。 時折、ホルンのスタミナ無尽蔵な人がいますが、鍵はこのあたりにある気がします。 その人のやり方が、遅筋をより使うようなやり方なのです。 遅筋が使われるには、速筋がまず活動を休止したうえで望む行動・動作を継続しようとする必要があります。 そのために、即座の習慣的な反応ややり方をいったん抑制する必要があります。 スタミナ無尽蔵の人は、実際に力や体力がたくさんあるというよりは、「疲れないやり方の持続」に優れているのではないでしょうか。 では、どうすれば「疲れないやり方」「望ましいやり方」の持続が可能なのでしょうか? これまでに、疲れずに良い感じで吹き通せた、疲れは感じても良い吹き方でいい感じで吹けた、そんな経験はありませんか? あるとしたら、そのとき「考えていたこと」がポイントです。 どういう風に考えていたでしょうか? どういう風に「吹くこと」に反応しましたか? いい感じで吹けたとき、大事なのはそのときの感覚ではなく、「思考」です。 思考→…

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