アマチュア楽器吹きとのレッスン。
息を吸うのが常に速くて短い。息を吸う途中でピタッとロックがかかる。
やがて見えてきたのは、
「息を吸う前や、息を吸ってる途中で『息を吐く筋肉』を使っているようだ」
ということ。
やってみてもらえればわかるが、これをするとイキミが生じて呼吸の動きが止まる。吸うのも吐くのも。
お腹に力を入れて(吐く筋肉)
→その力を入れたままお腹を膨らませて吸おうとしてみる
or
胸を圧迫するような力を入れて(吐く筋肉)
→その力を入れたまま胸を膨らませて吸おうとしてみる
どちらをやってもイキミが発生するのが実感できると思う。
そこで、
『息を吐くのは、音を出すとき・出しているあいだ”だけ”!』
ということを確認徹底した。
・ゆっくり吸う。ロックがかからないように気をつけながら。これが吸う運動。
・アンブシュアを作った状態で息を長く吐く。最後の方ほど勢いをつけて。これが吐く運動。
吸う運動
吐く運動
を区別できた。
そこから
吸って
↓
待つ。待つ間に吐く運動をしない。吐く筋肉使わない。
↓
音を出すときにだけ吐く、と意識する
↓
イキミ、ロックを発生させずに吐く運動に移行成功!
・
・
・
音がとても大きく・太く鳴った!
からだの力みも大幅に減った。
吐く運動が邪魔して吸えない、
そうやってできたイキみがあるから吐けてない。
そんな状況を一気に整理できました。
Basil Kritzer