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本番の舞台でパニックになり頭が真っ白にならないで済む方法、なっても立て直せる方法として、最も本質的ではないかと考えているのが『舞台でやることマニュアルの作成』です。
これは、あがりや緊張の防止・軽減をもたらすものでもそれを目的にするものでもなく、あがってようがあがってまいが『やること』を細かく具体的に準備しておこうというものです。
演奏は、気の持ちようで変わるものではなく、実際物理的に行ったことにより成り立ちます。気持ちは行動に影響するのであって、演奏に対する影響は間接的です。
だからこそ『何をするのか』を分かっておくのが現実的に効果があるのだと思います。
パニックを感じても『何をするのか』を覚えておけばそのマニュアルに沿って行動することで、けっこうなんとかなります。
Basil Kritzer