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たとえば、単純な事実としては両手で持つ楽器だけど『右手で持たない、左手だけで支える』みたいな言い回しで構え方の注意を教わるようなこと、けっこうありますよね。
これって比喩あるいは感覚や極意なので、物理的現実として真に受けすぎて損したり苦労したりしているひとによく会います。
思い当たる節がある方は、『中学レベルの理科』で意識しなおしてみると有益かもしれません。
触れているところにはかならず重さがかかり支えが生じます。なので、『触れているところ全部で支えよう』と意識し直してみるんです。マウスピースやリードが当たっている身体の箇所も支えの一部です。
弾き心地、吹き心地、労力にちがいが生まれるかもしれません。
Basil Kritzer