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演奏に際して、
こわい
おそろしい
失敗したらどうしよう
悪く思われたくない
トラウマが蘇る
↑
これね、わりと普通だと思うんですよ。
演奏家業界のメンタルタフネス水準が異常に高いだけで(笑)、こう思っちゃう・感じちゃう・悩んじゃうのは、特別に豆腐メンタルじゃない。わりと普通メンタル。
さあしかし、我ら普通豆腐メンタリストたちも音楽は好きだし、演奏はしたい。
そのときに立ちはだかり私たちを捉えて離さないこれらネガティブマインドと過去トラウマ。一体どうする!?
・・・そこで仮にこう捉えてみるのはどうだろう。これらは『腐った卵』であると。
ネガティブマインドと過去トラウマが頭をよぎるとき。それは『腐った卵』を投げつけられたようなもの。びっくりするし、臭いし、気持ち悪いし、不快。
でも、著しく不快である以上の影響は、実はない。
いちいち反応しなければ。
目的地に向かう途中、腐った卵を投げつけられた。
迷惑このうえないが、別に痛くはないし怪我もしない。
歩みを止めずに目的地に向かえばいい。
演奏中、いろんなヤヴァイ思考やキツイ感情、惨めな過去がよぎるであろう。これは楽しくない。しんどいし、嫌だ。でも、表現も技術の行使もできる。腐った卵が『当たったこと』に意識を向けてどうにかしなきゃとかあらまあなんてひどいことでしょうとか、腐った卵にかかりきりにならなければ。
くっせーな、
そう一言つぶやきながら目的地に向かう足取りは変わらず力強く進めばよいのだ。
ひとつの考え方である。
BasilKritzer