【構え方の合理性】

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ある日、若いプロのクラリネット奏者がレッスンにいらした。

◎左手の指が少し動かしにくい
◎右腕前腕が疲れる
◎肩が凝る

というのがご本人の気にしているところだった。

見ていると、

☑肩甲骨の引き寄せ
☑肩の引き上がり
☑上半身の落とし込み

という傾向が見られ、ひとつひとつをちょっとした動かし方の変更や、あるいはそれらを生むコンセプトの探し当てを試みたがイマイチ効果なし。

よく観察しよく考え続けてるうちに思い至ったのが、《胸筋》。

①両手の手のひらを体の前で合わせる
②互いに押し合う
③胸や、腕の力こぶのところに力が入る

④クラリネットを構えてその感覚を再現する

・・・すると、気にされていたことは全部まとめていっぺんに改善し、音もまろやかで太くなった!

胸筋のかわりを肩が頑張り、力こぶの働きを右腕前腕が代わりに頑張っていたわけだ。

胸筋が働いて肋骨の挙上も増え、呼吸も活発になりました!

シンプルだけど、構えの合理性は相当いろんなことをしやすくさせるようです。

Basil Kritzer

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