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【運指の覚え方】
《木管楽器》
①吹きたい音を決める
②その音が出る運指をしらべる
③吹いてみる
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この順番をまもって取り組むのがおすすめです。
音階練習や、曲の練習のときに、
◎運指がわからなくなった
◎運指をまちがえた
ということがあったら、
①まちがえたところはどっか落ち着いて確認
②そこのところだけの運指をしらべる・確認する
③音階のさいしょからさいごまで、曲のフレーズのさいしょからさいごまでの運指をしらべる・確認する
④吹いてみる
というふうに練習しましょう。
そういう流れで繰り返した、あくまで結果として、指の感覚がだんだんと染み付いてくるでしょう。
まちがえた→とにかく繰り返して体に染み込ませよう、とやろうとするより、
「しらべる・確認する→吹いてみる」を積み重ねることで気がついたら感覚でわかるようになっている、
という流れのほうが、
◎疲れない
◎効率的
◎楽しい
のです!
《金管楽器》
金管楽器は、ピストンやバルブ、トロンボーンだったらスライドを動かすことで
「管の長さ」
を変えています。
管の長さが短くなると音が高くなり、
管の長さが長くなると音が低くなります。
そして、ひとつひとつの長さで、何種類も音が出せます。
これを「自然倍音」といいます。
金管楽器の運指、ポジションはこれで基礎を覚えるのがおすすめです。
そうしておくと、いつの間にかいろんな替え指・替えポジションもすっかり覚えて使いこなせるようになります。
①ひとつの運指・ポジションをえらぶ
②その運指・ポジションで出る音を調べる
③その中から音を選んで吹いてみる
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そのように覚えていくと、運指・スライド運び難しさを感じるようなことがのちのち減るでしょう。
同じ音階でも、いろんな運指・ポジションで演奏できます。
音程の感じや、音色、吹きごこちも色々変わります。
あまり好きになれないものもあるでしょうが、
それは「調味料」「スパイス」みたいなものと言えます。
いつか、すごく便利に使える場面がでてきますから、
すこしだけでも知っておくのがとてもおすすめです。
Basil Kritzer