吹奏楽部中学生・初心者向け【Q6:どうすれば大きな音が出ますか?】


【Q6:どうすれば大きな音が出ますか?】

楽器で大きな音を出すには、たぶん想像以上にたくさん息を吐く必要があります。

そして、たくさん息を吐くには、たぶん想像以上に息を吐くための元気が必要です。

この元気は、具体的には「おなか」が主役です。

《おなかウォームアップ》

①おなかを、わざと凹ませながら、フーッと、けっこうながーくしっかり吐きます。

②これを三回くらい、繰り返してみましょう。それだけでもけっこうエネルギー使う感じがすると思います。

③おなかを凹ます感じがわかりにくいなあ、と感じる場合は、たとえば次のようなイメージのどれかを代わりにつかってみてください。

 ★おへその下を、凹ませながらフーッとながーく息を吐く
 ★おなかとせなかをくっつけるつもりで、フーッとながーく息を吐く
 ★ズボンのサイズをごかますときのように、お腹をひっこめながら息を吐く

④おなじようにおなかを使って、楽器で音を出してみましょう。音や吹きごこちはどうなりますか?

《おなかを使いやすくする工夫》

①姿勢は伸ばさなくていいので、目線や顔の向きを保つつもりで

②さっきやったようにおなかを使って(凹ませて)息を吐きます

③息を吐いているあいだ、目線や顔がをさげないように少しだけ意識してみます

こうしておくと、おなかをより効果的に使いやすい場合があります。

《息の吐き方》

まずさいしょに知っておきたいのは、「楽器に息を吹き込む」というイメージはあまり効果的じゃない、ということです。

かわりに、

★金管楽器
 →くちびるの裏側に思いっきり息をかけるつもり

★リード楽器
 →口のなかにあるリードに向かって息を吐くつもり

★フルート
 →くちもとにあるマウスプレートをめがけて息を吐くつもり

といったふうにやるほうがまずはオススメです。

息の目的地は楽器の中より、それぞれの楽器の振動がはじまる場所にしておくのが効果的なことが多いように思います。

こうしておくと、顔や目線もたもちやすいです。

目的地をさだめて、
おもいきりおなかを使って(凹ませて)、
おもいきり息を吐いてみましょう。

どんな音になるでしょう?
どんな吹きごこちになるでしょう?

Basil Kritzer

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