春から『音楽専門アレクサンダー・テクニーク教師資格取得・指導者養成コース』が始まります。
私が管楽器演奏に実際的にアレクサンダー・テクニークを活かし応用する試行錯誤を経ていまレッスンをしているように、弦楽器、歌唱、ピアノ、打楽器など各分野で主体的に掘り下げて特化応用を研究していくアレクサンダー・テクニーク教師を育てるコースです。
私はいまは『管楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク』というタイトルでブログをやっていますが、弦楽器やピアノのひとにレッスンができないわけではもちろんありません。
しかし、管楽器奏者を対象にすると、さらには金管楽器まで対象を狭めると、奏者たちが普段使う言葉やアイデア、あるいはこれまでの体験や経緯に接近し共感することが最もできます。
『アレクサンダー語』に依存せず、レッスンの受け手である人たちが使う『管楽器語』あるいは『金管楽器語』でコミュニケーションが可能になります。これもまたアレクサンダー・テクニークを演奏に実際に役立てる力になります。
ホルン奏者として、金管楽器の演奏技術や様々な側面を深く掘り下げ実体験しているため、アレクサンダー・テクニークとそれを組み合わせたときに他分野より明らかにちがってきます。
すると当然ですが、金管楽器演奏への応用で発揮される私のレッスン力と同等のものをわたしが全ての楽器演奏に対して発揮することはできません。同じ深さの掘り下げをやってくれる指導者が必要です。
少なくとも木管楽器専門のアレクサンダーテクニーク教師、弦楽器専門、歌唱専門、打楽器、それぞれの登場が待たれます。
実際には楽器ごとの専門的なアレクサンダー・テクニーク教師が必要です。それどころか各楽器に五人づつは活動するだけの要請がいまの音楽界には生まれています。
さらには、クラシック、ジャズ、ポップスそれぞれの世界に専門的なアレクサンダー・テクニーク教師が必要です。
アレクサンダー・テクニーク教師の資格取得には少なくとも三年半が必要です。これは確かに大変ですが、それを経て活動するアレクサンダーテクニーク教師は貴重です。
また、アレクサンダー・テクニーク教師資格取得を最初から目指さなくても、ボディシンキング・コーチ資格はより少ない時間と投資で取得できます。
実際には、アレクサンダー・テクニーク教師資格取得課程の学びは始めたその日からどんどん自分の演奏や指導能力に還元できます。すでに指導している人たちの指導力格段アップにつながります。
指導者としての能力アップを目指す人。奏者としての能力アップを目指す人。アレクサンダー・テクニーク教師になりたい人。プロアマ・年齢・性別一切問いません。ぜひ参加して下さい。『音楽専門アレクサンダー・テクニーク教師資格取得・指導者養成コース』