少ないけれど間違っていないアンブシュア・その2

「ダメ」と直されてしまいやすいアンブシュの見た目ですが、ちゃんと見ると正しく機能している。

これを「ダメ」とする見方こそ、見直したいところです。

少ないけれど間違っていないアンブシュア・その1はこちら

Basil Kritzer

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少ないけれど間違っていないアンブシュア・その2」への2件のフィードバック

  1. 私は某音大のトランペット専攻を卒業し、長年、学校の吹奏楽指導者として、生徒を指導してきました。今は訳あって、指導からは離れ、演奏者として、再起しようと日々練習に励んでいます。今のところアマチュアですが、将来的にはプロとして活動したいと思っています。私も音大生のころは、ファーカス氏の本を読み、鏡を見ながらアンブシュアを「作って」きました。しかし、最近、名手のアンブシュアを見るにつけ、表面的な形を整えることが必ずしも正しくないのではないかと思うようになりました。実際、自分で練習していく中で、形よりも感覚的に自分が一番しっくりくるアンブシュアが良い音も出せるし、音域も広がることが分かってきました。例えば、Brandon Ridenourのアンブシュアはファーカス氏の理論からすると全く間違ったアンブシュアですが、彼は素晴らしい奏者です。試みにちょっと彼の吹き方を真似てみたところ、なんと、音域も広がり、良い音も出るようになりました。結局、表面の形を整えても無意味で、問題はアパチュアをいかに適正なものにするか(これも形ではないので、ヴィジュアライザーなどは無意味だと思っています)、舌をどう効果的に動かすかなどが重要なのだと今は考えています。最終的には「良い音」が出せるアンブシュアを自分で見つけるしかないと思います。先生の「少ないけれど間違っていないアンブシュア」はとても参考になり、自分が今、実践していることが間違っていないことが分かり勇気づけられました。ありがとうございました。

    • 藤川さま

      コメントありがとうございます。Brandon Ridenour という名前を知りませんでしたが、今回教えていただいて映像を見てみました。わたしの目には、ごく普通の、綺麗なアンブシュアにすら見えるくらいで、特に例外的ですらないように感じます。それが「間違っている」とされるとしたら、怖いですよね(>_<) わたしは昨年、アメリカで続けられているアンブシュアの研究を知り、その研究から見出されている分類や説明がとても役に立っています。いくつか翻訳しているのでぜひご覧ください。 概要:http://basilkritzer.jp/archives/4855.html
      関連:http://basilkritzer.jp/?s=wilken&submit=検索

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