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2日間、大阪シオンウィンドーケストラにくっついて九州へ行ってきました。
1日目は、宮崎県都城市での吹奏楽フェスタ。
2日目は、熊本市内2校の小学校でのふれあいコンサート。
フェスタでは講演を、
コンサートではホルンセクションに参加しました。
大阪シオンウィンドーケストラは、わたしのホルン人生の中での初めてのプロ演奏家の方たちとの接点だったし、その後もなんどもいろいろな縁がありました。
二日間、ホルンセクションの中に入って過ごした時間は、たくさんの刺激と経験を体感レベルで与えてくれました。
1番ホルンを演奏されていた山口潤さんのベルの真後ろに座っていたので、その音を至近距離で浴びれて、聴けたこと。
そしてホルンセクションがどのように一緒に演奏しているか。
さらには楽団全体がどのように音を生み出しているか。
言葉にはできないのですが、感覚的にたくさんのことを教わり、感じることができました。
これをお読みのあなたは、音楽をする目的はなんですか?
わたしは、これまたスッキリと言葉にはできませんが、音楽を聴いていたり演奏したりしているときに時々気付かされ、思い出させられる『生きるって素敵だな』『生きてて良かったな』というあの感覚。
音楽が、それを揺り動かし、生き返らせ、思い出させる。そのために音楽をし、音楽に関わっているような気がしています。
なんとなくではありますが、
「生きるっていいことだよね!」
「ぼくたち、生きてていいんだよね!」
「生きてるって、嬉しいね!」
そういうことを言うため・コミュニケートするため。そんな感じです。
普段、いろいろと細かいこと・技術的なこと意識を向け、考え、努力しながら音楽に取り組んでいます。
でも、そうすることの目的は、いま言ったコミュニケーションというか共有することというか、そのためにやっているんですよね。
だから、楽器を構えることやウォームアップすること、そして様々な技術や素朴なロングトーンから音階に至るまで、のすべてを、いつもなんらかのかたちで『生きるって、いいよねということを言い合う』コミュニケーションとして行いたいです。
それが、自分にとっても、音楽をする多くのひとにとっても、当たり前のことになって欲しいという願いがあります。
だって、音楽ってそういうものだから。
そうすると、うまくいくし、みんながもっと幸せになれるから。
自分の毎日の地道な練習も、自分の活動が形作っていく物事も、そうしていこうと思っています。
この二日間、直接・間接に関わったすべての方々に感謝。
Basil Kritzer