8月、9月、10月と1回づつシリーズで行っていた「管楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク 体験セミナー」参加者の声を一部ご紹介致します。
雲井正人さん(サックス奏者・国立音楽大学・尚美学園大学講師)
当たり前ですが、やはり直に体験することが重要だと思いました。体の感覚を表す言葉を、実際の動きと共に知ることができたことが貴重でした。コーチングという面からも、洗練されたテクニックを見ることができました。
N.M.さん(ホルン奏者・アマチュア)
1:今回はこのセミナーに参加して、どのような変化や発見を、あなたは体験しましたか?どんなことがこれからの自分に役立ちそうですか?
楽器を構える~音を出すまでの動き・姿勢は確実に変化した。その間に意識することも変化した。いずれも楽器を響かせるというところに向かって光が見出せそうです。
楽器を演奏する際に、自分が持っていた様々な「○○でなければならない」という考
え方の多くが変化した。
・安定した演奏のためには固定できるところは全部固定した方が良い
・息はできるだけたくさん吸わなければならない
・精度が高く再現性の高いアンブシュアを作らなければならない
・人前で失敗してはならない
などなど
身体的には、頭が動けて身体全部が自由に動けることへの価値転換、アンブシュア周辺へのこだわりから、息の仕事を優先し邪魔しないアプローチへの変化。
心理的には、過度な自己批判気質=拒絶から、受容への変化(の兆し)
今後の練習が、苦難を乗り越える修行というよりは、自分の変化・成長(不調を含めた発見のプロセス)に出会える楽しみになったと思います。
2:これまで受けて来たレッスンやセミナーと比べて、どういうちがいがありましたか?このセミナーで特にあなたにとって印象的であったり改善につながったりしそうなことは何ですか?
メンタル面・フィジカル/テクニカル面どちらにも振れ幅があり、相互に密接なので腑に落ちる感があった。(通常はテクニック一辺倒でメンタル面は根性論で片付けられることが多い。)
メンタルな部分でネガティブな考え癖を持っているのは自分だけでは無いということが判ったことは、少なくとも今後続ける上での励みになった。
3:あなたにとってこのセミナーの何が良かったですか?
・座学だけでなく、直接指導を受けながら体験できたこと
・様々な楽器の人の様々なケーススタディが見れたこと
・約1ヶ月おきに3回の開催だったので、その間に自分でいろいろトライしたり深めたりできたこと
・明るくフレンドリーな指導(指導というよりも提案という感じでしたね)で雰囲気も大変良かった
・あがり症なのですが、さすがに3回同じ顔を見るとそれも和らぎました
4:ひとにすすめるとしたら、どんな人にどんなところを勧めたいですか?どんなメッセージを送ってあげたいですか?
日々の練習に不安・苦痛を感じている人 ・・・ 身体が自由に動け、豊かに音が鳴る体験をきっかけに、本来演奏することが持つ楽しさや喜び、楽器を始めた当時のワクワク感を取り戻せるかもしれません。
自分の音色に不満・不安がある人 ・・・ 最初は指導を受けながら、身体が自由に動けたとき、息がすっと入る・楽器がよく響くという体験ができます。これを自分のものにできたらすばらしいと思います。
N.G.さん(サックス・音大生)
1:今回はこのセミナーに参加して、どのような変化や発見を、あなたは体験しましたか?どんなことがこれからの自分に役立ちそうですか?
楽器を吹く時の姿勢を今まで自然と思っていたが体にはとっても不自然でストレスがかかっていた事を発見できた。緊張しやすいのですが良い緊張感で本番を楽しめた。
2:これまで受けて来たレッスンやセミナーと比べて、どういうちがいがありましたか?このセミナーで特にあなたにとって印象的であったり改善につながったりしそうなことは何ですか?
自分に対して暴力的な考えを無くすこと。
3:あなたにとってこのセミナーの何が良かったですか?
自分の中の引き出しが増えたこと。
4:ひとにすすめるとしたら、どんな人にどんなところを勧めたいですか?どんなメッセージを送ってあげたいですか?
なにかに行き詰まりを感じている人。緊張しやすい人。楽器を吹くのが苦しい人。・楽器を吹く事は苦しい事ではないです。