アマチュア・トランペット奏者の方から質問を頂きました。
【質問】
初めまして、最近バジル先生のブログを見つけ、拝見させて頂いていました。
現在アマチュアでトランペットを演奏しているものです。
質問させてください。
たまたま鏡がある部屋で練習していた時のことです。
マウスピースを当て、いざ息を入れようという時に、鏡に映った自分が目に入り、不思議に思いました。右側の鼻周辺がつり上がるように動いてしまっていたのです(苦手な人のウインクに近いイメージです)。
しかし演奏そのものは出来ているので、不気味に感じています。
気にしないようにと考えてはいるのですが、どうしても気になってしまい鏡を見ながら練習してしまい、音域やスタミナにも影響が出始めています。
気にしない方が良いのか、それとも何かを改善した方が良いのか、悩みの種となっています。
何かアドバイスを頂ければと思います、よろしくお願いします。
【バジル】
鏡見るのやめましょう(笑)
調子が悪くなってるのは、文面にしっかり現れている通り、その顔の動きのせいではなく、「それが悪いことかもしれない」という疑念による影響です。
鏡がその疑念を刺激してしまう間は、鏡は片付けましょう。その動きを純粋に興味の対象として観察、分析、実験できる気持ちになってはじめて鏡が「使える」存在になります。
で、その釣り上げる動きのことですが、きっとマウスピースとアンブシュアの、あなたにとってのしっくりくるフィットを創る過程で行っている「いまは必要」な動きだろうと思います。
全体的に奏法が成長し効率的になる中で、その釣り上げる動きがなくなったり、しなくてもフィットを作れたりするというようなことはこれからあるかもしれませんが、それとて釣り上げを無くしたり止めたりする意識ではありません。また、見てみないとわかりませんが、すでに現時点で十分必然性のある正しい動きとしてその釣り上げの動きが起きている可能性もあります。
繰り返しになりますが、「気にすること、疑念を持つことで調子に悪影響が出ている」ことを重要視してください。これこそがいちばんよくないことです。釣り上げの動きではなく。
それをわかっておくと、今後にもいろいろ役立つかもしれません。
【質問者】
返信ありがとうございました。
成長の過程に起きていることとして素直に受け入れて、これからも楽しんで練習を続けていこうと思います。
3年前にGREE吹奏楽部門メールアドバイザーを友人に委託しアメーバとFacebookに住んで居ます。
鏡は必要です
吹いてる姿を視たく
ないならその時だけ
目を閉じましょ
鏡を使わないと
姿勢の矯正や吹き方の矯正が出来ません
TPならば楽だからと猫背やベルを下げてしまい後の矯正を難しくします。
唇の中心から外れるのは個人差が有るのでやむを得ないと思います
ベルを使って見えにくい様にするとか
高音の多用
長時間の吹奏に
耐える唇の形は
教本通りEの発音の形ですが其だけでは持ちません
上下から楽器に
吹き入れる息を
挟みますが息圧に
圧され唇がアヒルになりがちです
鏡で修正します
表情のチェックも
鏡を使います
どんなに響いても
音色が良くても
CDなら兎も角
顔を真っ赤に
死にそうな表情は
聴衆は心地良いとはおもいません
「鏡が必要ない」とか一般論として「鏡は使わないほうがいい」とは一言も書いていませんよ。
よく読んでからコメントしましょうね。
また、鏡を使っても、それは「自分が正しいと思っている見た目」に矯正(強制)されるだけで、では果たしてその正しいつもりの見た目は本当に演奏が機能しやすいものなのか、ということをよく考える必要があります。
ここが見過ごされている場合が多いので、鏡を使うことで「正しいはず(つもり)に実際は演奏がしづらい状態」を頑張ってやり続けてしまうリスクが高くなります。
また、鏡を使うと、自分の体の動きを止めがちになります。静的に見ようとするからです。それも無駄な力みになります。
そのへんのリスクも分かっておきたいところです。でないと、鏡を使って正しいことをやっているその「つもり」がまさに自分を苦しめていることに気づかない。
「正しい」という概念は、とても難しいものなのです。
あと、顔が赤くなる素晴らしいプレイヤー、いくらでもいますよ。肌の質により、同じ吹き方でも赤らみの見え方は全然ちがいます。
ちょっと表面的過ぎるご意見のように思います。