きのう、私のアレクサンダー・テクニークの師匠、ジェレミー・チャンス先生に、「バジルよ、月曜のワークショップ、君も15分のミニプレゼンをやってくれ!」と仰せ付けられてしまいました….!
月曜のワークショップはジェレミー先生のワークショップで私が通訳をする1Dayワークショップなんですが、まさか3日前にこんな振りが来るとは予想外。
「軸骨格と付属骨格、内在筋と外在筋のことを分かりやすく参加者に理解させてあげてくれ。あとは面白くしてくれ。時間は10分?15分。途中で振るから、当日のわたしの進め方に合わせてやってね。」
との注文。
当日いったいどんな感じでジェレミー先生が進めるかわからないぞ(苦笑&焦)
何はともあれ、準備とブレインストーミングのメモ。
こういう路線でしゃべろう
☆内在筋と外在筋
・「身体の動き」を作ってくれるもの=筋肉
・その筋肉には外在筋と内在筋とに分類されている。
・大雑把な、よくある分け方
外在筋=腕や足を動かすようななじみある筋肉。
力こぶや太もも。おしりも。
身体のパーツを目的に応じて動かす筋肉。
内在筋=調整役。分かりやすいおなじみの筋肉の下や周りで、
脱臼しないように関節を安定させてくれたり、効率のよい方向に向け直してくれたり。
・内在筋のなかでも姿勢維持をやってくれている筋肉はとくに面白い
ー背骨にくっ付いていて、無意識にでもちゃんと姿勢をコントロールしてくれている筋肉たち!ー
これとか
これとか
その上にはこういうのかぶさってるよ!
脊椎全体はこんな感じ
それぞれに、作用する距離とか場所とか力の量があるから、たーくさんの微調整が可能。
しかも、全体として相当強力。
・背中の奥の方にこんなにたくさん強い筋肉があってずーっと動き回っている実感はないけれど、実はそうなってるんです。
・きょう(月曜当日)のワークショップで、ジェレミーに手を触れられて、背中がスーッろ一人でに伸びたり、身体がヌーッと不思議な動きをしたり、なんだか妙な感覚を体験した人もいると思います。
これは実は、
1:頭を脊椎の方に押し下げるのやめた
↓
2:どん詰まりになっていたこういった筋肉が動くスペースが生まれた
↓
3:すると久しぶりにこういう無意識ですっごく精密に完璧に働く筋肉が、仕事をした
↓
4:するといまみなさんが感じているように、姿勢がひとりでに伸びたり、身体が軽なったり感じる
↓
5:内在筋バンザイ。「頭が動く」ってバンザイ。
☆軸骨格/付属骨格
もう一回、この絵を見てみましょう。
筋肉がいろいろな骨を包んでますね?
この図に見えているのが身体の軸=頭、脊椎、肋骨、骨盤です。
人間の生命維持作用やバランス作用や、そういった大事なものは
ぜーんぶ軸にある。
腕とか脚=付属骨格はこの軸の周りにあって、
常に軸の状態次第でその働きが決まる。
(きょうも、頭が動いて胴体が動けるようになると、腕が上がりやすくなったり脚が進みやすくなったね!)
☆余談。内在筋と外在筋の面白いつながり。
僧坊筋(肩ロース)ー横隔膜(ハラミ)ー大腰筋(フィレ肉)の見事なつながり。
配布プリントを参照。
腕(外在筋)や脚(外在筋)が大腰筋(内在筋)や横隔膜(内在筋)を介して
呼吸というとても原始的で根本的なものに深く関わっている。
さあ、明後日はどうなることやら….