昨日はある社会人吹奏楽バンドメンバー有志の個人レッスンでした
12名もの方とのレッスンができて、よかった!
その中でお一人、「超腹式呼吸」が本当に一番すごくうまくいくフルート吹きの方がいらして、
「超腹式呼吸」 というのは、骨盤をフニャンと後傾させて、上半身もそれに抗わずトロンと沈み込ませて、そういう体勢で息を吸うと、全然抵抗なく下腹部がブーンと膨らみ、一方を胸や肩は全然動かない。息を吐き始めると胸や肩がさらにスーッと下がっていく。
そんな体の使い方です。
樹上生活をする猿や類人猿の体の柔軟性をなぜか 連想します。太極拳の老師の腰や胸の感じとも 似ている気がします。
日本で腹式呼吸が良いとされることが多い本当のところは、こういう体の使い方がどこか東洋的なものだから かもしれません。
ただそれは、西洋人でこういう体の使い方が存在しないわけでも、不可能であるというわけでもないですし、
東洋人でも胸式呼吸のもっともっと重心が高いところで保たれているような体の使い方が演奏に適合するという人もいくらでもいます。
いずれにせよ、腹式呼吸の人ほど「姿勢よく背筋ピン!」というのは無茶というかあんまり合っていない気がしますね。
何はともあれ、すごく面白かったです🤩