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高校生ホルン吹きからのメール相談です。
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【質問者】
発音についてです。今までは本当に気にしていなかったのですが、最近息を吸ってもすぐに発音が出来なくなってしまいました。
舌を早く離そうと思っているのですが、離せません。自分が思うに、精神的な面だと思っています。
みんなで同じ音をのばす時、その音に絶対に合わせなくては、という気持ちになったり、またすぐに発音できなくて汚い音になってしまったらどうしよう、周りにどう思われるだろうと思ってしまっています。そういう気持ちが日に日に強くなっていて、悪化してしまっています。
曲を吹いている時はなんともなく発音できます。また、低音域、高音域も発音できます。しかし、中音域がいつも怖くて発音できなくなってしまいます。特にチューニングB♭やCです。
1度音を頑張って発音してしまえば2回目にその音を発音する時すぐに出せますが、またしばらく間を置くと出来なくなってしまいます。
バジル先生のブログを見て、失敗するかもという気持ちをこれはまだ練習だからいいんだ、と思うようにしようと考えてやってみたのですがやっぱり恐怖が勝ってしまって出来ませんでした。
正直、部活で楽器を吹き始める度にこのような気持ちが積み重なっていってしまってかなりのストレスになってしまっています。これからもっと悪化してしまうのではないかと怖いです。
このような時気持ちの持ち方はどうしたら良いのでしょうか…?
【バジル】
曲で平気なら、曲じゃないときは何かの曲の出だしだと想像して吹くと何か変わるでしょうか?
【質問者】
意識してみたら少しだけ抵抗感は無くなりました。ですが、まだウッっとなってしまって舌がすぐに離れません。
【バジル】
曲を吹いてる時は、ウッとならないんですよね?
【質問者】
ならないです。
【バジル】
すると、ウッとなるのはパートや合奏での基礎練やチューニングで?
【質問者】
そうです。ほんとにその時になっちゃうんです、、
【バジル】
タンギングとは舌を離すことだ、離すのが大事だ、みたいな意識ありますか?
【質問者】
あります。
【バジル】
曲吹いてる時にその意識はあるんですか?
【質問者】
意識しているというか、自然になっていると思います。
【バジル】
じゃあ、曲のときは意識してなくて、パートや合奏の基礎練習では考えているわけだ。パートや合奏のときも、舌のことは考えないことにはできそうですか?
【質問者】
今日急いで音出ししなければいけなくて、しっかり意識しないでタンギングした時、すぐに音が出ました。多分舌のことを考えずにすればいけるのかなと思いました。
【バジル】
それは良かったですね!
舌を離す、という意識自体が、タンギングの仕組みの意識としてちょっと欠点があるんですよ。
だから、欠点のあることを意識してそしてうまくいかない結果になるより、意識してなければできるということはなんとなく感じてるやり方で合ってるわけだからそれをやる(=欠点のある内容は意識しない)方がいいんだと思います。
【質問者】
なるほど、よく分かりました!
曲でできているわけだから基礎練などの時も曲の時と同じように意識しすぎず練習していきたいと思います。
ありがとうございました😊
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