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【身体を使い、批評をやめる】
二胡を演奏される方のレッスン体験談です。
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先日、レッスンを受講しました二胡弾きの者です。
ご指導ありがとうございました。
あれから、先生のアドバイスに従って
「身体を関わらせて弾くこと」
「批評意識を持たず、しっかり聴くこと」
を意識して練習に取り組んだところ、あれほどウォーミングアップに時間がかかっていたのがウソのように、短時間で良い状態に持っていけるようになりました。
本当に嬉しいです。
ビブラートも掛けやすくなり、音がしっかりしてきたように思います。
先日、二胡のレッスンでも先生に褒めていただけました。
「発音エラーがなくなって、全体的に安定してきた。音に力が出てきたし、ビブラートも前より良くなった」
と。
私には二胡の師が2人いるのですが、大御所の先生にこんな注意をいただいたことを思い出しました。
「高い理想に縛られて、その通りに弾けないからって不安そうにしているけれど、頼むから自分の技術や運弓を弱味だとは絶対に思わないでください。『ダメだダメだ』と思いながらどんなに腕を振ったって変わりませんよ」
・・・随分前から言われていたのに、分かっていませんでした。
バジル先生のレッスンを受けて、やっと体感として分かった…という思いです。
私はどんな曲を弾く時も、「あ、汚い。酷い」と既に出てしまった音が気になって仕方なく、意識が後ろの方に後ろの方に引っ張られるような気がしていました。
バジル先生とのレッスン中、二胡で響くポイントを探してみましょうと促されて開放弦を鳴らしてみた時、不思議と「あー今の音汚い」なんてことは考えませんでした。
先生から「今、全部の音をしっかり聴いていましたね」と言われて、「確かにそうだ。ちゃんと聴いて、どこがどんな音か確認しようとしてた。
『批評』じゃなくて、『確認』すれば良いだけだった…」と、衝撃を受けました。
今まで、自分の演奏をちっとも一生懸命聴いていなかったな…ってことにも気がつきました。
「身体を使う」と意識するようになってから、頼りない感じの音がしっかりしてきて、練習が楽しくなりました。
良くないところがあっても、確認して淡々と直していく感じです。
何より「調子をあげるため」に使っていた時間が、丸々「練習」に使えるようになったので、疲れが減りました。
発表会も楽しんで臨めそうな気がしています。
今は練習の取り組み方がこれまでとすっかり変わって充実しています。
以前は、ウォーミングアップにも時間がかかっていましたが、
ウォーミングアップに取り掛かるまでの時間も長かったんです。
一度楽器を持つとかなり長い間そのまま…なので、腰が重くなっていたのでしょうね。
今はちょっと手が空いた時にも練習できるので、負担にならずに取り組めています。
批判意識がなくなって、身体を意識するようになっただけで こんなに変わるんだな…と驚いています。
ご報告と、御礼まで。
本当にありがとうございました!
了