【正しい指導か、それとも有益な指導か】

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この記事は、指導に携わる方や、
指導活動を将来やりたい方向けの内容です。

《正しい指導か、それとも有益な指導か》

目の前のひとつひとつのシチュエーションが改善する、良くなっていく。それが指導者やコーチに求められる「実務家」能力です。

その効果をもたらすことができるなら、どんな教え方でも言い方でも良いわけです。倫理的な問題がない限りは。

一方で、「効果」を場所、状況、時期、条件が変わってももたらそうと思ったときに、特定の言い方ややり方が効果を失ったり弊害を生み出しているということが視野に入ってくることがあります。

そのときに「じゃあどうしていけばいいのだろう?」と考えるようになります。

それについては、

指針となるのが「効果」をもたらす言い方や方法の構築を、

・事実や物理に基づいて
・生徒が理解し自ら応用できるように

など「目の前の効果」以外にも基準を設けて模索するようになる、ということだと思います。基準が増えるので、それら全てを満たそうとするという、もう一段上の難易度のチャレンジになります。

より考えなきゃいけなくて悩んだり大変な面もありますが、

 《指導能力を上げるゲーム・チャレンジ》

という点では大いにやりがいのあることですね。

有益性か、正しさか、という二択ではなく、

『正しくて有益を目指すのが指導能力を上げ続ける有意義な「負荷」となる』

と言えるように思います。

どっちがいいか?という議論になる事柄ですが、

・両立を目指そう!
・でも完全に両立できていない自分にも他人にも優しくあろう。
・高いレベルでの両立を目指す過程を面白がり、互いに応援しよう!

ということかもしれませんね。

Basil Kritzer

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