ストップ奏法

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新訳:Singing on the Wind です。前回はこちら





【ストップ奏法】

ホルンのストップ奏法は、右手でベルを完全に、またはほぼ完全に塞ぐことで音程が半音上がるようにすることです。

先述の「右手の形」で説明した通りに正しく手がベルの中にポジション取りされていれば、指を第三関節で曲げることでベルを塞いでストップ奏法をすることができるはずです。

指自体は、第三関節から先はおおよそまっすぐに保たれるはずです。そして、手のひらはベルの出口にちょうど被さるでしょう。そうすると、手をそれ以上ベルの奥へ突っ込まなくても十分にベルは塞がってストップ奏法になるはずです。

また、前腕の内側をベルの奏者側にくっつけることできっちり塞ぐことの補助になることもあります。

手を奥に押し込めれば押し込めるほど、音程を取るのが難しくなります。

F管の場合は、全音域で良い音程と明瞭なストップ音で演奏することが可能なはずです。

一方でBb管だと、最高音域はもしかしたら良いかもしれませんが、たいていは音程・音質ともになかなか十分な質を得ることができません。


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つづく
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8 thoughts on “ストップ奏法

  1. 初めまして!オーボエ愛好家です。
    バジル先生のアレクサンダーテクニークの動画を見て腹式呼吸を見直したところ、スルスル吹けるようになりました!
    質問なのですが、立奏だと骨盤を上手く動かせるので吹きやすいのですが、座奏だとどこに意識をしたらいいでしょうか?

    また曲中にオーボエのlow CやDをp〜ppで吹かなければいけないのですが、ビヤッと汚い音になりさらにそこから力みが入り上手く吹けないという最悪の連鎖が続きます。
    非常に出しにくい音だとは分かっているのですが、何かリラックスできるアドバイスを頂けるとありがたいです。
    コメント違いすみませんが、よろしくお願いします!

    • ルイさん

      これらの記事↓で言うところの「息の支え」をすごく使いながらやると、そういうことが改善したレッスンが実際にオーボエ奏者とのレッスンで最近ありました。

      息を吸う時、肋骨の拡がりに着目して、いつもより多めに拡がりを促したら、その拡がりをキープして発音し吹き続けるというものです。

      参照記事:
      http://basilkritzer.jp/archives/6366.html
      http://basilkritzer.jp/archives/7666.html
      http://basilkritzer.jp/archives/6520.html

      • バジル先生

        ありがとうございます!
        あれからバジル先生のブログと動画を何度も何度も見ては実践しているうちに、骨盤を意識しながら息を支えると少しですがうまくいくようになりました。
        また、息の支えは、お腹の方、前面だけばかり考えており、肋骨を広げることが出来てなかったです。全身呼吸がおろそかになっていたと分かりました。
        さらに、演奏はお腹やアンブシュアだけの小手先で解決しようとしていました。
        頭、首、胸、腕、股関節、脚など全身で行うというバジル先生の教えを実践し、演奏は全身で行うものだと痛感しました。

        譜読みをしているとどうしても意識できなくなり、モヤモヤしてしまいますが…
        音楽は創作活動との言葉を念頭に置き、ハートを持って音楽と向き合いたいと思います。
        ご回答ありがとうございました!

        • ルイさん

          支えは、骨盤を意識するより先ほどのコメントで紹介したことをやったほうが
          近道というか分かりやすいかなーと思います。

          Basil

          • ありがとうございます!
            息の支えですが、肋骨をひろげて吸うようにしていると、肩と鎖骨、首筋あたりに引っ張られるような緊張が走ることがわかりました。
            もう一度ご紹介頂いた動画をみたいと思います。

            • ルイさん

              その突っ張りは、普段以上に息を吸う運動ができたから生じているものだと思います。

              ちょっと無理しちゃったかもしれませんが、たぶん方向は良いですよ。

              少しだけその運動の頑張り度を下げたところから取り入れてみてください。

              Basil

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