BodyChanceベーシックコースのレッスンに参加してくださった音大生と、試験での心の持ち方や音大での過ごし方、演奏に臨む際の「気持ちの安全ネット」を作ることの大切さ、暗譜に対する不安などをテーマにレッスンをしました。
その生徒さんから、試験を終えての感想のメールを頂きました。本人の許可を得て、ここで紹介します。
【西田早希さん(大阪音大・サクソフォン) 】
試験についてのご報告をさせていただきます。ご相談させて頂きました暗譜に関しましては、今までで1番うまくいきました。
バジル先生にアドバイス頂いたことを、実行出来たお陰だと思います。
本当にありがとうございました。
先生が仰っていた「譜面ではなく音楽を覚える」ことで暗譜をするということは、まだ出来ていなかったかもしれませんが、ピアノとの合わせの時に暗譜が落ちてしまった時は、その度に確認を行い、少しずつ確実に覚えようと意識しました。
本番の直前には、安全ネットとして「落ちても、自分が入れる所が来るまで待とう。曲の終わりまでずっと思い出せなくても、待とう。」と思いながら出番を待ちました。
ここ数日で分かったことなのですが、「楽しんで吹こう」と思ってから吹くと緊張も解れるのか、暗譜も成功することが多かったので、それも追加で頭に入れておきました。
音楽を楽しむ、なんて当たり前のことだと今で思っていました。
ですが、緊張してしまうと体も固まってしまい、今までの試験では楽器を吹く事、音楽をすることを楽しめていなかったんだな、と思いました。
先生のお話を聞いて、学校の試験が全てではないということに納得ができ、こういった考えも出来るようになったのだと思います。
今回、先生のレッスンをお受けする事が出来て、本当に良かったです!ありがとうございました!
【バジル】
わあ素敵!
「楽しんで吹こう」
という意識というか、自分への声かけというか、合言葉みたいなものが、見つかったかもしれませんね。
もしかしたら、西田さんのこれからの音楽家人生においてずっと大切なキーワードになるかもしれません。そんな気がします。
ぼくの場合は、「失敗しても、ぜんぜんいいや!」というのが自分に効くキーワードです。
プロの音楽家が、意識的に「楽しもう」と思って演奏してくれることほど、聴く人からすると幸せなことはありませんね。
【西田さん】
自分への合言葉…その通りな気がします!
この言葉を見つけるきっかけを下さり、本当にありがとうございました。