中学生のときからホルンという楽器や、オーケストラ、吹奏楽の作品にのめり込むようになって
ティーンズ時代は音楽聴いてるとイマジネーションが爆発し別世界に行けた。
そこに生きる意味や実感を感じたのが音楽の道に進みたくなった理由のひとつ。
ところが、音大に入ると音楽を聴いてもそういう感動を感じなくなり、そんな自分に大いに戸惑った。
そして、そんなに毎日ずっと聴くようなことは無くなった。
それに引け目や負い目を感じてきたけれど、そうか、仕事でいつも音楽に触れてるから、しかもその生成過程に携わってるから、いいんだ。
いまだに毎日ホルンに取り組み、
仕事では音楽作りの現場のものすごく奥にいて、
音楽が聴ける、音楽に触れられる、音楽中心の生活にそういえばちゃんとなってるんだから、音大に進んでバッチリ良かったんだな。
音楽を聴くことでしか生きる意味を感じなかった頃より良くなったってことだわ。
音楽が楽しくなくなったって悩んでる音大生が多いけど、ひとによってはもしかしたら、音楽と自分の人生がしっかり結びついてきて、距離感や関係が変化しているってこと、そしてちゃんと夢が実現してきているってことかもね。
夢の実現ってジワジワだから地に足ついたもので、気付かないのかも。