疑問に思ってきたことに対する明確な説明が、直ちに音の変化に結びつく!

先日の入門レッスンにお越しくださった、トランペット吹きの S さんから受講の感想を頂きました。

【Sさん】

今日の入門レッスンでは、どうもありがとうございました。

他の皆さんのレッスンから得たものも含め、両手に抱えきれないほどのヒントを持ち帰りました。帰宅後ひとつひとつ確認しています。解決策を見いだすために別のアプローチを取ってみるということの重要性が身にしみてわかりました。

ちなみに、試しに眼鏡をかけて今日のレッスンと同じことをやってみたのですが、やはり?うまくいきませんでした。体の自由度が大きく下がります。そもそも今年に入ってコンタクトに変えたのは、眼鏡が楽器演奏に対して大きな制約になっているような気がしたからなのですが、その直感は当たっていたようです。というよりも想像以上に影響を与えていたのだなあと思いました。

それと、最後にいただいた、音域の壁を越える際の口の動きに関するヒントですが、あれも鏡を見ながらやってみて、なるほどと思いました。要するに、引く力とすぼめる力の均衡、ということなのですね。すぼめる方向の力を意識しても、ちゃんと引く方向にも力が加わって、バランスが取れている。

今まで、自分でも引く力のほうにより強く依存しているという自覚はあって、実際高い方の音域では右側の頬が上がるというか、顔の右半分全体を使ってテンションを作っていた(たぶんこのアクションが大きすぎるために「モード切替」に時間がかかって段差を乗り越えるのに失敗する率が上がっていたのだろうと想像します)のですが、すぼめる力を意識することによって、頬の力のサポートがほとんど不要になりました。実は、頬が上がって目尻が下がるのが泣き顔みたいに見えて、自分でもちょっと恥ずかしいと思っていたのです(笑)。

そして実は一番重要だったと思うのが、「明日の練習を楽しくするために」ということです。今まで受けた(数少ないのですが)レッスンでは、こういうことを考えさせてくれることはありませんでした。その点でも非常に感謝しています。これからまた当分の間、向上することを楽しみに楽器が続けられそうです。

これまで疑問に思ってきたことに対する明確な(単なる直感的な言葉でない、論理的な)説明があって、それが直ちに音の変化に結びつき、しかもそれが自分自身の感覚と矛盾しない形でフィードバックされ、その経験が蓄積されていく。ごくわずかの時間のうちにこれだけのことが自分に起こるとは思いもよりませんでした。

いま、毎日の練習が楽しくて仕方ありません。今日も楽しかったなあ、という気分で練習を終われるのが非常にうれしいです。これを一過性のものにはしたくないので、継続してレッスンを受けることにしました。今後もお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

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