【息の圧・息の流れ】
《息の圧で吹く感じ》
息を吸うと体が膨らむ
↓
膨らみのピークを保って吹く
体がパンパンな感じ
《息の流れで吹く感じ》
息を吸うと体が膨らむ
↓
吹く前がいちばん膨らんでいて、
音を出すにつれてどんどん体がしぼむ感じ
《息圧を背景にした教え方》
・「音を出す前にしっかり準備しなさい」
・「息を吸ったら息を溜めて発音しなさい」
・「グッと力を入れる」「プッと言う感じ」
《息の流れを背景にした教え方》
・「息を吸ったら溜めずに待たずに発音しなさい」
・「力を入れずに」「フーッと言う感じ」
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これ、トランペットやオーボエは基本が息圧の感覚、チューバは基本が息の流れだと思うじゃないですか?
ところがテストすると、息の流れの感じで吹いたほうが段違いに音が響いたオーボエの方もいれば、息圧の感じを強調して何ならビッコロトランペットのイメージで吹いてもらったらめちゃ音がまとまって美しくなったチューバ吹きもいました。
楽器でも流派でもなく、「個人」により適性が大きく決まるのが奏法における『息圧or息の流れ』かもしれない。