先日ご紹介した、吹奏楽部顧問の A先生 からのお便り 『恐怖政治をやめたら、生徒たちの音がどんどん良くなってきた!』。
このA先生からまたお便りを頂きました。
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アレクサンダーテクニークを取り入れたのが、日曜日、それから1週間で見違えるようなバンドのサウンドになりました。ほとんど、基礎合奏しかしていないのに、曲の合奏がびっくりするくらい進みました。
本当に驚きの連続で、次の日曜日の本番が楽しみです。
一方、今日、私と長い付き合いになる部員が、あまりの私の変化に戸惑いを隠せずに、「どうやってパート練習を進めたらいい?」や、「これまでのクラブの中で、傷ついた自分の過去を処理しきれない」などと、本音をぶつけられました。
一方、「先生がこんなにクラブのことを思って勉強してくれているのに、不満だけぶつける自分たちの方が怠慢だ」と部長の生徒は言ってくれました。
様々な気持ちが錯綜しますが、少ない時間で、焦っているつもりはなかったのですが、特に私との付き合いの長い部員は、本当に戸惑う気持ちが大きいのでしょう。
「絶対に外すな!」
「合わせろ!」
「前に音を飛ばせ」
と叫んでいたのが、
「どれだけ外しても、ずれても良い!」
「周りを感じて」
「息を吸うときに肩は上がっても良い」
などと、ほぼ真逆のことを言うのですから、無理もありません。
運営面についても、よく叱りつけていましたが、私はバジル先生の本に出会い、考え方が変わりました。「ミスをしても良いから、思い切ってやりなさい。」
もちろん、自分の中にある哲学のようなものは変わりません。あいさつすることや、周囲への感謝の気持ちは大切にしてもらいたいという指導にはブレはありません。
一音を大切に奏でてもらいたい気持ちや、ハーモニーを合わせることの重要性は今さら言うまでもありません。
また、今週末の日曜日の本番後に、今後のクラブの運営について、部員と話し合うつもりです。
相談というか、愚痴のような状態になってしまいましたが、「良いものは良い」「あかんもんはあかん」で、これからもやっていこうと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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