一曲目だけ震えてしまう….どうしたらいいの?

アマチュアホルン奏者の Y さんよりご質問頂きました。

【質問】

なぜか、吹奏楽の本番では大丈夫なのに、ホルントリオになると全身が震えてしまいます。

この二度の本番、一曲目の途中で必ず全身が震え出し、吹ける状態というものではなく、楽器を構える事すら出来ないぐらい震え出し、曲中で吹くのをやめてしまいました。

本番中に、なってしまった・やってしまった自分に驚き、「何やってんだか・・・」と自分に嫌気がさすと開き直ったのか、徐々に「あがり」が緩和され、普通に吹けるようになってきました。

本番後、色々と振り返ってみたのですが、「吹奏楽やブラスアンサンブルの時は、ソロがあっても緊張程度、むしろソロをオイシイとさえ思う」のですが、ホルントリオの場合は「伴奏であっても必ず一曲目の途中であがってしまう」と区別出来るかな?と思っています。

また、吹奏楽等では曲の難易度が自分にとって高いのもあるのでしょうが、本番直前に上手く開き直れるのです。

ですが、トリオの時は練習すればするほど完成度が上がってくるのがわかるためか、「壊したくない」という保守的感情が生まれるのが「あがり」の原因か?と自身なりに分析しております。

何かうまい方法はございますか?

【回答】

「震え」はですね、どうやら本番の「昂り」を人為的に「押さえ込もう」としたときに起きるようです。

もし、一曲目の途中で「落ち着こう」という思考が働いていれば、おそらくそれが原因でしょう。2曲目になれば、場にもなれて、アドレナリンの放出ペースが安定しまうが、一曲目は急激です。普段の自分とステージ上にいる「普段の自分の殻の外にいる自分」との相違を一番感じやすいわけです。

だからついつい「落ち着こう」としたくなりますが、実は必要なのはまさに、「普段とはちがう自分になるがままにする」ことなのです。

アドレナリンの大波がやってきますが、波を抑え込むのではなく、「乗って」しまいましょう。

感覚はもちろん練習とは全然ちがいますが、それでこそ、本番でしか起きない何か特別なことが起きるチャンスです。

落ち着こうとするのではなく、ドキドキしながら音楽や演奏技術にマインドをフォーカスして下さい。そうすればきっと、予想外の結果を体験すると思います。

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