きょうベーシックコース(自分の所属スタジオでの一般向け定期継続レッスン。つまり自分のホーム)のレッスンをやっていて大きな気づきがあった。
レッスンのやり方・スタンスとして、自分はやっぱり「コーチ」というのが好きで、しっくりくる。やっていて楽しいし、元気一杯になれるのにラクなのだ!
アレクサンダーテクニーク「教師」というのがこの世界の言い方。自分のアレクサンダーの恩師・師匠たちもいずれもまさに、「教師」という感じ。
どういう感じかというと、よい意味での「距離」をちゃんととってもらっていることや「尊重」してくれていることがすごく感じられるということ。
決して立ち入ってこない。
引っ張っていかない。
ほんとに自由に考えさせてくれて、そして選択させてくれる。
これを実際にやってのける我が恩師たちは、素晴らしいし、すごい。
そんなわけで、自分もどこか「保健室の先生」的な立ち位置を取ろう、取らなきゃとしていた気がする。だって恩師たちの在り方をまずは模倣しよとするもんね。尊敬してるし、素敵なんだもの。
でも、自分は、より素敵な音楽が生まれてほしい、ひとりひとりのプレイヤーがもっとそのひとの能力を発揮・向上できるようになってほしいという目的がはっきりしている。
アレクサンダーテクニークは、それを実現するためのツールとして学び、使っている。
目的があるから、もっと直接的に関わり、ぶつかり、必要ならば引っ張ってもいきたい。目的を共有している相手(生徒さん)となら。
これって、自分の中では「コーチ」というイメージだ。
きょうは参加者のみなさんい了解をとって、「ビシバシ」レッスンをした(笑)
自分は楽しかった。
元気になれた。
みんなも楽しそうだった。
(….だといいな 笑)
「コーチ」というイメージ、「保健室の先生」というイメージ、それぞれの中身や意味はぼくの個人的なものだけれども、これからは自分的な意味での「コーチ」をやりたいという気持ちに素直に、そういうレッスンをしていきたいと思う。
そんな自分として、発信をしていこう。
こういう気づきが、何ヶ月かに1回、ベーシックコースで得られている。通ってくださるみなさんのおかげだ。感謝してもしきれない。
Basil Kritzer